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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等

金型のパーティングラインとは

 

 

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成形品を金型から取り出す際に、金型を2つまたは3つに分割します。この金型の分割されるラインのことを、 「パーティングライン」 といいます。また、金型の分割面のことを 「パーティング面」 といいます。

 

パーティングを英語にすると 「 Parting Line 」 となります。
頭文字を取って PLライン、PL面 という言葉を使うことが多いです。

 

 

金型から取り出された成形品には必ず小さな パーティングライン が残ります。

 

身近にあるプラスチック製品を観察してください。必ず分割しなければ金型から成形品を取り出すことができないため、どこかに必ずパーティングラインが存在しています。

 

 

パーティングラインの設定方法

 

パーティングラインは成形品に分割した跡が必ず残ります。従って、製品として跡が残っても分かり難い場所に設定するのが一般的です。パーティングラインは部品の形状で制約を受けますが、自由に位置を決めることができます。

 

家電製品等のように外観と内臓が明確に分かれる製品の場合、製品を組み立てた際に見えなくなる内臓部に、パーティングラインを設定します。

 

また、パーティングラインは、人の手に触れにくい部分に設定するのが良いとされています。
金型のパーティング面が摩耗すると小さな隙間ができます。 その隙間に樹脂が流れ込み「バリ」という成形不良が発生します。

 

プラモデルで写真のような部品を見たことがあると思います。

 

 

これが「バリ」という成形不良です。

 

通常、このようなバリが発生した場合、成形条件で調整したり、金型を修正したりします。場合によっては成形後にバリを人手によって取り去る作業を行います。

 

小さなバリですと、見落とされ製品として出荷されるおそれがあります。
バリは薄い板のように飛び出ているため、人の手に触れると怪我をするおそれがあります。

 

従って、パーティングラインは、できるだけ手が触れない内部に設定します。

 

 

パーティングラインの形

 

パーティングラインは可能な限り単純な形状(ライン)にします。単純な形状の製品であれば、フラットで直線となるパーティングラインが良いです。

 

理由は、

 

・金型加工コストが上がる
・金型の耐久性が落ちる
・不良品が発生しやすくなる

 

ためです。

 

何度も繰り返し使用される金型は、パーティング面に摩耗が発生します。
摩耗が発生すると、金型に隙間ができ、その隙間に樹脂が流れ込みます。

 

樹脂が流れこむと先ほど解説した「バリ」という成形不良が発生し、その対応をしなければなりません。

 

摩耗しにくい形状とは、単純な形状です。
パーティングラインに段差があると、その部分から摩耗が始まります。
従って、できるだけ単純なパーティングラインとなるように設定する必要があります。

 

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