派遣のメリットとデメリットをそれぞれ3つ紹介します!
転職の際に、派遣ではなく、正社員として働きたいという人をよく目にします。しかし、どの程度派遣の種類やメリット・デメリットを理解しているのでしょうか。今後、働き方がより多様化することで派遣社員として働くエンジニアも増えていきます。まずは、派遣の働き方について理解しておきましょう。
登録型派遣と常用型派遣
派遣といっても、大きくわけて2つあります。
一つが登録型派遣です。
ほとんどの方が想像している「派遣」が、この登録型派遣です。求職者は、派遣会社に登録し仕事を紹介してもらいます。個人の予定に合わせた期間働けるため、学生から主婦までさまざまな人たちがこの働き方をしています。給料は、働いた期間だけ発生し、アルバイトのような働き方となります。
もう一つが、常用型派遣です。
これはあまり知られていない働き方ですが、派遣会社に雇用され、派遣会社の社員として企業に派遣されるパターンです。派遣会社の社員として働いているため、派遣先の仕事が完了した場合でも給料は支給されます。ここが登録型派遣とは違うポイントです。
派遣のメリット
派遣として働く場合、正社員よりも待遇や社内の立場が悪く、できれば正社員で採用されたいと考える人が多いのではないでしょうか。しかし、派遣という働き方をあえて選ぶ人がいるのも事実です。
登録型派遣に限って言えば、自分の働きたい期間だけ働けるというメリットがあります。工場の作業員など季節によって工場の稼働率が変わる職場でよく求人が出ています。
機械設計エンジニアは、長期的なプロジェクトに絡むことが多い為、常用型派遣として採用されるケースが多いようです。派遣会社の社員として、雇用が安定していること、さらにボーナスなどの待遇もしっかりとしています。
企業側がなぜ常用型派遣で人材を受け入れるのかというと、人を育てるのには時間がかかるということが言えます。企業は、新事業の立ち上げや事業の拡大に合わせて人材が必要になります。
しかし、人材はすぐには育つわけではなく数年かけて育てなければいけません。そんな時に即戦力になる人材をすぐに採用できる常用型派遣は、まさに助け舟でしょう。常用型派遣は、即戦力を期待され企業へ派遣されますので、仕事に対してのやりがいもあるでしょう。
また、正社員とは異なり設計業務に集中できるという点もメリットとなります。
また、自分が専門分野に特化していれば、自分よりもその分野に詳しい人がいないということもあります。
さらに、契約期間を決めて働けるため社内の人間関係に縛られる必要もありません。ある程度人間関係を割り切って働けるので、人間関係に悩まず働けるということもあります。特に、上司の顔色を気にして夜遅くまで残業ということもありません。
派遣のデメリット
登録型派遣や常用型派遣に待遇の差はあれど、どちらも派遣ということに違いはありません。派遣先の人間関係をあまり気にしなくてもいいというメリットもありますが、逆に言えば仕事上の人間関係を作りにくいというデメリットもあります。
社員であれば、社内の人間と長期の関係を築き、顧客とも関係を築くことができます。これが、将来転職を考える上でも、時に役立つネットワークとなります。派遣の場合は、このネットワークを作りにくいため、いざという時に頼れる人がいないということになりかねません。
以上、派遣の種類とメリットとデメリットについてご紹介しました。
派遣には、登録型派遣と常用型派遣がありますが、機械設計エンジニアの場合は常用型派遣で長期のプロジェクトに関わる派遣が多いでしょう。
派遣にはメリット、デメリットどちらもありますが、正社員よりは社内の縛りがなく個人のライフワークにそった働き方ができます。これから転職を希望している人は、ぜひ参考にしてみてください。