機械設計エンジニアが転職したくなる会社の不満5選
「残業が長くて毎日消耗している」
「休暇が取れない」
「部署異動で興味のない分野を担当することになった」
転職を考え始めるきっかけに、このような不満が原因となることがあります。不満が募っていくと、体や心に影響することも。
今回は、機械エンジニアが転職したくなる会社の不満を5つご紹介します。
もし、心当たりがあれば転職活動に一歩踏み出してもいいかもしれません。
設計職は、経営層を除いて会社の将来を一番身近に感じる職種です。世の中の技術の進歩と会社の方向性がマッチングしているかどうか、そう遠くはない将来、世の中の流れについていけるのか、ある程度予測することができます。
会社の動きがあまりにも鈍いようでは、世の中の流れについていけません。さらに、新しい技術を取り入れないようであれば、自分のスキルアップも望めません。新しい知識やスキルがなければ、転職のタイミングやチャンスを逃す可能性も増えるでしょう。
新規の設計で、構想図から設計する場合、度々設計変更が入ります。設計完了後は、試作品を作成し、性能が得られるまで、トライ&エラーの繰り返しです。このように、ゼロから新製品を作る場合、トラブルはつきものです。計画が遅れないように、連日の残業、休日出勤が続くことも珍しくありません。仕事が生きがいの人であれば、このような状況でも耐えられるかもしれませんが、全ての人が仕事を自分の中心としているわけではありません。
残業などが管理されておらず、無法状態となっている環境に嫌気がさしてきたら転職を考えるサインです。
仕事が評価され管理職になるということは、ほとんどの人からすれば嬉しい事です。ただ、嬉しくない人も一定数いることを忘れてはいけません。
それは、設計業務が好きで好きでたまらない人です。どの職場にもそのような人がいます。設計することが好きで仕事をしているのに、その仕事に対する熱意が評価され、本人が拒否をしても役職が与えられます。役職についてしまうと、設計業務以外の仕事をこなさなければいけません。
例えば、他部署の課長や部長との調整。経営に関わるような社内会議や部下の育成。このような、設計業務以外の仕事に労力を使い、結果的に設計業務から離れてしまうのです。
このような場合は、転職もしくは社内で交渉をするしかありません。ただ、大手に転職をするとまた役職につく可能性があるため、中小企業がおすすめです。
どの組織にも自分とは馬の骨が合わない人間がいるものです。できるだけ関わらないように仕事をするわけですが、仕事上どうしても関わらなければいけない時もあります。
特にそれが上司だったら、仕事をしていく上で支障が大きくでてきます。上司や周りの人に相談した上で、社内異動や転職の可能性を含め検討をしたほうがいいかもしれません。あまり無理をしすぎると、メンタルに影響が出てしまうので、無理は禁物です。
大企業で働いていれば、社内異動があります。自分の希望は出せますが、最終決定は会社が出します。異動先がもし、自分の希望する部署ではなく、しかも設計業務とは無関係だったらどうしますか?ほとんどの人は仕事を続けるかもしれません。
しかし、ごく少数の人は続けられないと思うかもしれません。一度部署異動をしてしまうと、数年間は異動がないのでどうしても耐えられない時は転職が自分の希望を叶えるための選択肢になるでしょう。
以上、機械設計エンジニアが感じる不満を紹介しました。このような不満を抱えているようであれば、転職を検討してもいいタイミングです。一番良くないのは、無理をして体や心を壊してしまうことです。無理せず、思い切って転職してもいいのではないでしょうか。