人間関係で悩んでの退職の場合に気をつけること
転職を考える大きな理由の一つは、社内の人間関係がうまくいっていない時です。特に、上司との関係に悩む人が多いのではないでしょうか。相談に乗ってくれなかったり、命令口調で言われたりなど、こちらが改善を働きかけてもうまくいかないケースがあります。エンジニアの場合、設計の業務が進まなかったり、間違った設計のまま進めてしまったり、大きな問題に発展することもあります。
そんな状態に耐えられず、転職することは悪いことではありませんが、面接の時にそのことを転職先に伝えると採用の足かせになります。
本日は、人間関係が原因で転職する際に気をつけることをお伝えします。
人間関係で会社を辞めるのは悪いことではない
最初にお伝えしたいのは、人間関係が原因で会社を辞めることは悪いことではないということです。どうしても合わない人はいます。その人とうまくやっていこうとしても、何も改善されないことがほとんどです。うまくやっていける人は、元からうまくやっているからです。
機械設計エンジニアという職柄、期限が厳しく残業が多い職場もたくさんあります。人間関係がうまくいかず悩んでいると、精神的にきつくなり会社に来れなくなるエンジニアも見てきました。
対策としては、他の部署に異動をするのが一番いいのですが、小さい会社の場合設計職から離れるのは難しいでしょう。大手の場合は、異動を定期的におこなっている会社もあります。異動先としても、設計の知識を使った購買や技術、実験、営業など多く挙げられます。社内異動でも耐えられない場合は、転職を考えましょう。
転職時に理由は言わないほうがいい
実際に転職活動を始め、面接で必ず企業から聞かれることがあります。
「なぜ、転職するのですか?」
この質問の意図はいくつかあります。一つは、純粋に転職する理由を聞きたいからです。キャリアップをしたい、給料をあげたい、やりがいある仕事をしたいなど、人それぞれです。企業側がその理由を聞くことで、転職理由に沿った環境があるかどうか判断します。つまり、企業と転職者の目的にズレがないか見ているのです。
もう一つは、会社で何か問題を起こして会社にいられなくなったのではないかということです。転職をする人の中には、会社と揉め事をおこして転職する人もいます。企業側としては、そういった人を採用するのはリスクです。なぜなら、同じような揉め事などをまた起こされる可能性があるからです。つまり、もう一つの意図としては、会社との間でトラブルをおこして転職していないかということです。
人間関係が原因で辞めると、企業からはトラブルの一つとして見られます。コミュニケーションが取れない人として見られてしまうので、面接で言うのは止めましょう。本当のことだから伝えたほうがいいという方もいるかと思いますが、人間関係とは相手がいるから成り立つものです。つまり、人間関係がうまくいないのは、相手と自分どちらにもうまくいかなかった原因があるということです。相手が変わればうまくいく場合もありますので、面接の時には伝える必要はないでしょう。
理想は、気にしないメンタル手に入れること
転職時に転職理由を伝えないほうがいい理由をお伝えしましたが、理想は、人間関係を気にしないメンタルを持つのが一番です。気にしないメンタルを持っている人は、実力も兼ねそろえています。
まとめ
人間関係が原因で転職する時は、そのことを面接時に伝える必要はありません。会社側から、人間関係でトラブルを起こす人と見られてしまうかもしれません。人間関係は、相手がいて初めて成立します。必ずしも自分にすべての原因があると考えすぎないようにしましょう。