会社に内緒で転職活動してもいい?在職中の転職活動で気をつけること。
結論から言うと、在職中に転職活動をしても問題ありません。実際に多くの人が在職中に転職先を決めてから、退職の手続きをおこなっています。しかし、会社側からすれば、受け入れにくい話です。特に、設計エンジニアとして実力があり会社に貢献していると評価されている人材であればなおさらです。
今回は、在職中の転職活動で気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
1.同僚や上司に伝えないのが賢明
まず、一番気をつけないといけないことは、転職活動をしていることを同僚や上司に伝えないことです。信頼しているから大丈夫と思っても、どこから噂が広まるかわかりません。また、転職活動をしていたとしても、必ずしもすぐに転職先が決まるわけではなく、最悪の場合、転職先が決まらず転職を止める可能性があります。そんな状況で、転職活動をしていることを周りに伝えることほど危険なことはありません。もし、周りに言うとしても、仕事を辞めるかどうか悩んでいると言う相談に留めておくべきでしょう。
2.転職先が決まる前に引き継ぎの準備を
次に、引き継ぎの準備をしっかりとしておく必要があります。というのも、退職するということは、今担当している業務を誰かに引き継ぐと言うことです。部署内で引き継ぎをすることもあれば、他の部署から引っ張ってきたり、新しく採用したりする可能性もあります。そのような背景もあり、「その仕事は誰に引き継ぐのか」という話が出てきます。そこで、自分の業務量や引き継ぎ相手の想定ができていないと、引き継ぐ人がいないからもう少し先延ばしにして欲しいと言われる可能性が高まります。できるだけ、上司に伝える前に引き継ぎの準備をしておくことをおすすめします。準備といっても、業務をわかりやすく整理しておく程度で問題ないでしょう。業務量の把握ができていれば、部署内で対応できるのか新しい人材が必要なのか判断がつきやすくなります。
3.面接のために有給を残しておく
有給は使い切る会社もあれば、使えない会社もあります。在職中の転職活動は、面接に行く際に有給を使う以外方法はありません。営業や購買の場合は、出張ついでに面接をおこなうことができますが、設計の場合は、あまり外出するチャンスを持てない方も多いと思います。そのため、有給の数イコール面接できる回数となります。基本的には20日が通常だと思いますので、年間20回の面接が上限となります。実際は、そんなに面接しませんが、病気などで有給を使い、ほとんどない人も中にはいます。そうなると、面接に使える有給が少なく、少なくとも新しく有給が付与されるまで待たなければいけません。在職中に転職活動を考えている人は、有給の使い方に気をつけましょう。
また、上司や同僚にバレないためにも、有給を使う理由も考えておかなければいけません。病気で通院しなければいけないというのが、一般的な理由として使えます。
基本的には、在職中に転職活動をしても問題ありません。ただ、いくつか注意点があります。同僚や上司には秘密にした上で、転職活動をおこなうことや引き継ぎの準備をしっかりとしておくということです。もし、社内で噂になってしまうと上司の耳に必ず届きます。そうなると説得の時間が多くとられるようになるので、基本は周りには言わない方がいいでしょう。転職活動を始めるのは簡単なことではありませんが、動き出せばスムーズに行くこともよくあります。それぞれの目標を達成するためにも、以上の3つのことに気をつけて転職活動をおこなってください。