機械設計エンジニアが収入アップを狙う方法を紹介します。
結論として、収入を上げるためには、「今の会社で実績を出す」か、「転職する」かの2つの方法しかありません。
今回は、社内での収入の上げ方に加え、日系と外資系に転職して収入があがるのか紹介します。
社内で実績をあげる
収入アップを目指す上で最初にできることは、社内で給料アップを狙う方法です。実際に、転職をしようとすると労力や時間もかかります。また、転職したからといって、給料もすぐにあがるわけではなく、ボーナスもすぐには出ない可能性もあります。
そのため、業務に不満もなく給料を上げたいということであれば、実績を出し昇進するしかありません。
会社によって給料の上がり方はそれぞれです。大手の企業の場合、年功序列を採用している会社も多くありますので、すぐには給料をあげるのは難しいかもしれません。そのため、できることといえば、自分が求める給料水準と将来的にもらえるであろう給料を比較することです。
現在30歳で年収500万円もらっていたとして、50歳で800万円欲しい場合、今の会社でどの役職につけばそこまでもらえるのか確認します。多くの会社では、役職につけば、給料が大きく上がるため、周りの社員に確認してみるといいでしょう。
もし、自分が求める給料水準まで上がらない場合、転職を考えることとなります。
転職するなら日系企業or外資系企業?
現在の会社で、目標とする収入に届かない場合、転職しか方法はありません。転職先を選ぶ際の基準となるのが、日系企業か外資系企業です。
外資系企業は、一般的に日系企業よりも「平均年収が30万円以上高い」と言われているので、日系から外資系に転職をすれば収入があがる可能性は高いと言えるでしょう。
エンジニアの場合、ほとんどが日系企業の求人ですが、外資系の求人ももちろんあります。外資系は、給料がいいこともありますが、今までのようにエンジニアとしての仕事ができるかはわかりません。
というのも、外資系の場合は設計業務を自国で行なっていることがほとんどで、日本で設計の採用となると、日本の顧客との技術的なパイプ役を求められるからです。つまり、設計をメインでするというよりも、顧客と本国の中間に立つということです。
他には、機械設計エンジニアをしていた場合、技術職に近い営業職の仕事もあります。これは、技術を理解したエンジニアだからこそ、できる職種です。年齢も30歳前後で、技術的な知識があり人とコミュニケーションを取るのが好きな人には向いている仕事でしょう。ただ、給料はあがるかもしれませんが、もともとやっていた設計業務とはかけ離れたものになってしまうかもしれません。
一方、日系企業の場合は、スキルや年齢によっても様々ですが、転職先の選択肢は多くあります。例えば、現在働いている会社の下請けに転職をする場合、役職を用意され現在よりも高い給料で仕事のオファーを受けることもあります。この方法で収入アップを目指す場合は、下請けの会社の役員や管理職と人間関係を築いておくといいでしょう。
逆に、現在働いている会社よりも大きな会社に行く場合、求められるスキルと管理職としての経験が重要事項です。大手に行けば行くほど給料は上がりますが、日系の場合はどこの大企業も突き抜けて高いところはほとんどないと思っておいたほうがいいでしょう。
まとめ
収入を上げるためには、まず自分が求める給料水準をはっきりとさせておきましょう。その水準と現在の会社でもらえる将来的な給料を比べ、可能性がなければ転職を考えたほうがいいでしょう。
給料は、日系や外資だけではなく、大手と中小企業でも異なります。ただ、現在の仕事環境に満足しているのであれば、給料は二の次にしてもいいのかもしれません。