ハローワークはおすすめしない?その理由とは?
ハローワークだけを使い転職しようとしていませんか?ハローワークは、仕事の求人情報を多く取り扱っていますが、募集企業と求職者のニーズが合わない傾向があります。
本日は、ハローワークを使う際に事前に把握しておくべきことを紹介します。これから転職活動をする人は、是非参考にしてみてください。
どのような企業が求人をだしているか?
ハローワークは、地元の中小企業の求人を主に取り扱っています。大手の企業は、ハローワークよりも転職サイトに求人を出しており、その違いは、「求人広告にかけられる予算」から生まれています。
転職サイトに求人を出す場合、大きな費用がかかりますが、ハローワークは、無料で求人を出すことができるので予算が取れない企業でも掲載ができます。また、企業が地元の人材を積極的に採用したい場合にもハローワークを活用しています。
転職サイトの場合、全国の求職者がサイトに訪れるため地元以外からも応募がある可能性があります。もし、地元に密着した企業を目指している場合、全国で応募する必要はありません。
どのような求人があるか?
ハローワークは、それぞれ地域ごとに支店を設けているため、地元の求人が多く出ています。掲載が無料ということもあり、継続的に出ている求人もあれば、偶然ポジションが空いたため出てくる求人もあります。
求人の内容は、地域によって特色がかわってきます。工業関係が強い地域であれば、おのずと工業関係の求人が多くなるでしょう。機械設計エンジニアの場合、都市部で多くの企業が本社を置いているため、同じ業界の求人を見つけるのは簡単かもしれません。ただ、地方に行けばいくほど企業の数も減りますので、その分転職先は減ります。
ハローワークをおすすめしない理由
大手の企業に就職を目指す場合は、ハローワークをメインで使うよりも「転職サイトや転職エージェント」を活用するほうが効率的です。大手の企業の求人は、実はあまり表に出ていません。
なぜなら、大手というだけで応募してくる人が多く、企業もそこまで多くの人から募集があると対応するのに時間がかかってしまうからです。そのため、企業の求める人物像を転職エージェントに伝え、ある程度転職エージェントに人材を絞ってもらっています。
ハローワークを転職に使う上でおすすめできない一番の理由は、「求職者と企業のマッチングの精度があまり高くないこと」があげられます。転職エージェントを使う場合、企業のことをある程度知った担当者がその企業について教えてくれます。また、企業側が求める人材と求職者の経歴や人間性を把握した上で、求人の紹介をしているのでマッチングしやすい傾向があります。
もちろん、中には、とにかく転職をさせたいというあまり好ましくないエージェントもいますが、親身に相談にのってくれるエージェントも多くいます。
一方、ハローワークの場合、マッチングの精度が低い傾向があります。基本的には、ハローワークでは、「自分で仕事を検索して応募するシステム」をとっています。
募集企業についての情報は、パソコン上や企業のホームページ上のみであり企業の詳細については知ることができないだけではなく、本当にマッチングしているのかどうか第三者の視点がないため客観的に求人を見ることができません。そうなると、募集企業と求職者の間には転職エージェントを使うよりもミスマッチが増えてしまいます。
まとめ
ハローワークは、掲載料無料ということもあり、地元の中小企業の求人を中心に取り扱っています。大手へのキャリアップを目指す場合は、できるだけ転職エージェントを活用したほうが希望する転職先を見つけることができるでしょう。