何度も選考に落ちる人が見直すべき3つのポイント
転職活動では、一度や二度選考に落ちることはありますが、続けて何度も落ちる人は、共通して問題があります。意識を少し変えるだけで、劇的に結果がよくなります。
今回は、面接に何度も落ちる人が見直すべきポイントを3つご紹介します。実際に、書類選考が通っても面接が通らない人や、これから転職活動をする人は参考にしてみてください。
転職理由
転職理由を、どのように説明するかはとても大切なポイントです。基本的には相手にマイナスの印象を与える説明はNGです。
例えば、部署内の人間関係がうまくいかず、仕事を辞めたとします。それでも、人間関係がうまくいかず仕事を辞めましたと伝えてはいけません。もし、そのまま伝えてしまうと、採用側は転職しても同じような理由で、また仕事を辞めてしまうのではないかと思ってしまいます。
面接で重要なのは、採用することでどのようなメリットがあるのかということが大切です。そして、それと同じくらいチームで働くことができるかどうかも見られています。
機械設計エンジニアは、単純に設計をすればいい仕事ではなく、他部署、顧客、サプライヤーなどと密なコミュニケーションや調整能力が求められます。特に、新規設計を受注して構想設計から細かい仕様を決めていかなければいけない場合、エンジニアが中心となりプロジェクトを進めていかなければいけません。
面接の最初に聞かれるのが転職理由であり、最初からマイナスのイメージを与えることになるため転職理由はポジティブなものへ言い換えるようにしましょう。
応募先とのマッチング
応募先とのマッチングもとても大切なポイントです。設計職は専門性の強い職種です。設計エンジニアといっても、大きな設備を設計する人から家電などのコンシューマ製品、自動車や重工業などを設計する人まで幅広く存在しています。
設計という言葉に惹かれ、全く違う業界に応募しているとなれば、面接に通らない可能性があります。それは、相手企業がどのように今までの経験を評価してくれるかによります。なぜ、業界を変えるのか、そしてどのように今までの経験を利用できるのか自分でプレゼンテーションできるように準備をしておくといいいでしょう。
履歴書や職務経歴書だけではなく、自分がどのような仕事が得意なのか提案書や資料を追加して作っておくとより相手に伝わりやすいかもしれません。
強みの伝え方
強みの伝え方を間違えているケースが時々あります。例えば、特長を強みと勘違いしてしまうケースです。笑顔が素敵や、どんな状況でも我慢強く仕事ができるなど、これは個人の特長です。
個人の特長ではなく、強みを伝える時は、「成果をベース」に語るといいでしょう。強みは成果が出て、初めて強みになります。
例えば、プロジェクトリーダーとして一つの製品を完成させたとします。そして、それを完成させるまでに、数々行ってきた施策やマネイジメント方法が強みと呼べるものです。自分の長所と強みを間違えやすいので、気をつけるようにしましょう。面接で、笑顔や忍耐強さなどの長所をアピールできるのは新卒や第二新卒まででしょう。
以上、何度も面接に落ちる人が見直したほうがいいことをご紹介しました。要点としては、自分を採用することのメリットが、相手に伝わっているか考えることが大切です。
自分ができることや、自分の人間性をひたすらアピールしたとしても、相手が求めている人材やスキルとかけ離れていれば採用されることはありません。どのくらい企業に貢献できるのかがわかるように、自分のスキルや強みを説明するようにしましょう。