誰も教えてくれないわかりやすい職務経歴書の書き方
職務経歴書は、自分をプレゼンするための大切な提案書です。5W1Hを元に、自分が今まで経験してきた業務を整理整頓し、自分を採用した時のメリットが書かれていなければいけません。
企業からすれば、書類選考の段階で職務経歴書を確認し、募集しているポジションに対してマッチしている人材かどうかを判断する材料となります。そのため、求めている人材像と全く違うことが書いてあれば、書類選考の段階で落とされてしまいます。そうならないためにも、企業が求めている人物像を理解し、正しい職務履歴書を書く必要があります。
本日は、書類選考で落とされない職務経歴書の正しい書き方をご紹介します。これから転職活動を始める方は、参考にしてみてください。
職務経歴書の構成
職務経歴書は、フォーマットが決まっているわけではありませんが、伝える順番が大切なため、基本的な文章構成は決まっています。まずは、全体の構成像を把握しましょう。
職務経歴の要約
まずは、概要を書きます。ここで伝えるべきことは、現在の会社に入社してから何に取り組み、どのような成果を出したのかということです。自分のアピールポイントを最初に書くことで、読み手に興味を持ってもらうことを意識するといいでしょう。
逆に、ここがしっかりとまとまっていない場合、その後の詳細を読んでもらえない可能性もあるため、友人や家族に読んでもらい不自然な表現がないかどうか確認してもらう方法もあります。
職務経歴
職務経歴書の詳細を書く欄です。概要で採用担当者に読みたいと感じさせてから、経歴と実績の紹介をしていきます。一般的な書き方としては、年表形式にして、いつ、どの部署で、何を、どのようにしたのかまとめる方法です。
時系列で書いていくので、読み手からしても理解しやすく多くの人がこの書き方をしています。気をつけることは、アピールポイントが多くありすぎることで文章が長くならないようにすることです。
企業の求める人物像に合わせて、書く内容を調整しましょう。経歴が長くなる人の場合は、プロジェクトリーダー時代、課長職時代というように役職ごとにまとめる方法もあります。
自己PR
最後のパートで、読み手に対して自分の経歴がどのように役に立つのか書きます。読み手からすれば、この部分がとても大切です。なぜなら、どんなに優れた経歴があったとしても、企業の求める人材と相違があれば採用するわけにはいかないからです。
そのため、書く前に企業の求める人物像を理解する必要があります。募集欄の情報だけでは足りないため、経営方針を参考にしましょう。経営方針には、会長や社長のメッセージや会社のビジョンが書かれています。そのような情報を読みこみ、求められている人物像を考える必要があります。いきなり、完璧な自己PRを書くことは誰でもできないため、まずは練習のつもりで書いてみるといいでしょう。
機械設計エンジニアが注意すべきこと
職務経歴書は、業種によっても書くことが変わってきます。機械設計エンジニアの場合、技術者としての設計知識や経験が求められます。
自分が持っている知識や技術を書きながら、担当してきたプロジェクトや業務について詳細を伝えるようにしましょう。
プロジェクトリーダーや役職についた経験がある人は、人間性とマネイジメント力もアピールできます。他部署や顧客との関わり合い方や、チームやプロジェクトのマネイジメントなど意識していたことや、困難をどのように乗り越えたかなど具体的なストーリーがあると、よりわかりやすい職務経歴書になるでしょう。
まとめ
職務経歴書は、書類上の面接です。読み手がいることを意識しながら書くと、相手に伝わる文章が書けます。職務経歴書を書く際は、以上のことを参考にしてみてください。