機械設計エンジニア向け!面接における質問とその対策
当然ですが、面接の受け答えで採用の合否が決まると言っても過言ではありません。面接官の質問の意図を汲み取り、適切な回答ができているか、話しすぎていないか、相手への気づかいはできているかなど気をつけることは多くあります。
その中でも、もっとも重要なのが「質問に対しての的確な回答」です。言い換えれば、質問の意図を汲み取り、相手の欲しい情報を伝えることができているかということです。自分の伝えたいことだけを伝えても、自己PRにはなりません。相手の必要な情報を提供できて初めて自己PRになるのです。
そこで本日は、面接でよく聞かれる質問の意図を確認し、どのように答えを返したら良いのかご紹介します。面接は事前に対策をすれば、成功を収めるのは難しくありません。これから面接がある人は、参考にしてみてください。
どの会社の面接でも必ず聞かれる質問ですが、質問の意図を考えたことはありますか?転職する目的を聞いてくる意図は、今の会社で何か問題があったのではないかを探ることにあります。企業側としても、問題があった人を採用したくないと思うのは当然です。
実際に、人間関係などが問題で転職を考えていたとしても、面接の中であまり言わない方が賢明でしょう。それよりも、新しい環境で何にチャレンジして実現したいのかに目を向けたほうが、自己PRとなります。それを踏まえて参考に業界を変える場合の転職理由を紹介します。
「現在の業界は、昔からある技術を使っており、技術の進歩がほとんどありません。私としては、新しい技術を学び成長したいと思っているため業界を変えようと思いました。」
今までの転職歴を含めて回答をする必要があります。この部分は、自分のキャリアの概要です。
何度も転職をしている人は、長続きしない性格だと思われてしまうため転職の一貫性を説明するといいでしょう。例えば、キャッチコピーを一つ考えると連想しやすくなります。簡単なものでいいのですが、「常に新しいチャレンジをしていたい」「新しい技術に取り組んでいたい」など、転職理由を一つの言葉で言えるようになると一貫性を持たせることができます。
転職経験がない人は、入社から今まで担当したプロジェクトや業務を順番に紹介します。経験が多い人は、相手が興味を持ちそうな部分にできるだけ絞り紹介しましょう。
気をつけなければいけないのは、自分がアピールしたい部分が多すぎて、一人でずっと話してしまうパターンです。ここでは、あくまでもキャリアの概要を聞かれているだけですので、話しすぎてしまう性格の人は注意しましょう。対策として、面接に臨む前に事前に伝えたいポイントを絞っていくと、簡潔に伝えることができますよ。
質問の意図は、担当している仕事が採用後に使えるのか、技術や知識レベルは妥当か確認されています。基本的には、面接官として設計部の人がいるので、専門用語をいれながら設計の業務を伝えましょう。自分がしている業務をただ伝えるだけではなく、採用された時に使えるスキルを前面に押し出して説明するといいでしょう。質問の内容は、業務の説明ですが自己PRとしてとても重要となります。
面接の合否は、受け答えにあります。相手の質問の意図を把握して、適切な回答をするように心がけましょう。これから転職をする人は、面接の対策をしてから面接に臨んでください。それだけで、面接がうまくいくか大きく変わってきますよ。