機械設計エンジニアがキャリアアップを狙うために必要な3つの方法
機械設計のエンジニアがキャリアップする際には、知識や技術が求められます。
しかし、知識や技術だけではなく社外のコネクションも大切なことを知っていますか?
今回は、キャリアップを実現するために必要な3つの方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
幅広い知識と技術を身につけておく
機械設計のエンジニアには、幅広い知識と技術が求められます。また、設計だけではなく生産技術や品質管理についても意識しながら設計を進めなければいけません。設計の分野ではスペシャリストを目指し、設計以外の生産技術や実験、製造、加工などについてもある程度の知識を持っておくのが望ましいでしょう。
また、機械設計といっても幅広く小さな部品の設計から設備の設計まで様々です。さらに、転職をするとなると、履歴書や面接では自分が他の募集者よりも設計ができることをアピールしなければいけません。
設計のスキルが同じレベルだと判断された場合に重要となるのが、機械設計以外の知識です。例えば、近年は、機械的動作を電気やソフトで制御するものが多いため、電気制御やソフトウェアの知識などがあげられます。
また、成形、板金、溶接など各種加工の知識があると、より早く、より質の高い製品設計が可能となるので、アピールポイントになるでしょう。
そして、近年、ものづくりの現場では、IT化が進んでいるため、3DCAD、CAE、CAMなどの知識があると、採用の決め手になる場合もあります。
したがって、違う業界に転職をする場合は、今までの設計の知識以外にもプラスアルファの知識が評価されることがあります。
社外にコネクションを作っておく
設計の知識や技術がキャリアップの一つのポイントですが、社外にコネクションを作っておくことも大切です。
キャリアップをする際に、意識しなければいけないのが、社外での自分の立ち位置です。社内では評価が高いけれども、社外に出たら実はあまり評価が低いということを避けるために、社外の声を聞く機会を作るようにしましょう。
一番簡単な方法としては、取引先の声を聞く方法があります。取引先は、いくつかのサプライヤーや外注先と仕事をしている場合があります。特に大手企業となれば、間違いなく様々な企業と取引をしています。取引先から生の評価を聞くことによって、自分が業界でどのくらいのレベルにいるか知ることができます。
逆に社内からの評価はあまり役に立たないことが多いです。特に、中途採用が少ない職場の場合、他社を知らないため客観的な評価ができません。転職をする際に、「スキルが不十分だから転職先はない」と言われることがあるかもしれませんが、他の会社からは必要とされることもあります。
まずは、一番近くの社外のコネクションとして取引先からの評価を気にしておくようにしておきましょう。
また、取引先からの評価を高めておくと、何かあった場合に引き抜いてもらえる可能性があります。人が辞めてしまった場合や、業務拡大により人が必要になった場合など様々な理由が考えられます。
また、メーカーの場合希望退職を募ることもありますので、そのタイミングで引き抜きの話がくることもあります。
キャリアップの一つの手段として、社外のコネクションを作っておくことをおすすめします。
定期的に転職エージェントに連絡をとる
転職やキャリアップを本気で考え始めたら、転職エージェントに連絡をとり相談にのってもらうといいでしょう。転職エージェントは、表に出ていない求人を持っていますので、どのような人材が求められているのか知る機会になります。
転職市場での自分の立ち位置を把握するためにも、転職エージェントに相談をしておくのがいいでしょう。
まとめ
キャリアップを目指すのであれば、技術や知識だけではなく周りの評価も気にするのが大切です。社内の評価だけでは、自分のレベルがわからないため社外にもアンテナを張りましょう。頑張ってビジネス交流会などに参加する必要はありませんが、一番身近な取引先とは信頼関係を作っておいて損はありません。