機械設計エンジニアの退職理由5選
世の中には、様々な理由で転職をする人たちがいます。
本日は、機械設計エンジニアが退職する原因を5つ紹介します。
これから転職を考えている人は参考にしてみてください。
1.残業が多すぎる
どの部署も残業が過多になる時がありますが、設計部門は常に残業過多になっている会社があります。顧客から図面をもらって社内図を作り、展開するだけならまだしも、構想設計から入る場合は試作品を作りながら図面を完成させていく必要があります。
近年では、各メーカーの開発期間が短くなっていることもあり、設計にかけられる時間も減っています。そのような世の中の流れもあり、設計部門は残業をせざるを得ない状況になっています。
開発期間が短くなっているのにも関わらず新しい人材の獲得をしていない職場では、一人当たりの仕事量と負荷が増えてしまい、毎日残業をしても仕事が終わりません。このような状況から脱出したいと、残業の少ない会社に転職を考えている人もいます。
2.技術革新が求められない職場
メーカーで働く以上常に技術革新が求められます。ただ、技術革新に興味がなく現在の取引にしか目が向いていないメーカーがあるのも事実です。モチベーションの高いエンジニアであれば、常に新しい技術を習得したいと考えているはずですので、このような職場とは相性がよくありません。
3.人がすぐに辞めてしまう職場
入社したばかりの人がすぐに辞めてしまうと、教えているほうのモチベーションも下がってきます。すぐに辞められてしまうのは、人間関係、仕事のボリューム、教育など様々な原因がありますが、新入社員の教育プログラムがしっかりと整っていないことが大きいのではないでしょうか。
教育プログラムがないと、新しい人が職場に来たとしても、仕事に追われ誰も指導できず、中途半端な教え方になってしまいます。部下が育たないので仕事を他の人に回せず、負荷が増えていきます。この循環におちいってしまうと、最終的に仕事を回しきれず限界がきます。
4.定期的に希望退職を募集する会社
定期的に希望退職を募集している会社も転職の原因の一つです。希望退職とは、会社の業績が悪いため退職したい人を募る制度です。自己退職とは違うため、雇用保険がでるタイミングが早く、退職金がでることもあります。
メーカーによっては、この希望退職を数年ごとに実施している会社があります。定期的に実施されていると、会社の未来に不安を感じますし、優秀なエンジニアから辞めていく傾向があるので、仕事の負荷が増えます。
また、定期的に希望退職の募集があると、エンジニアに関わらず誰でも次の希望退職に合わせて転職しようと考えます。退職理由も転職先からすれば納得できるものであるため、転職に向いている時期であると言えます。
5.人間関係と精神疾患
人間関係がうまくいかず精神疾患になってしまう人がいます。若いうちは雑務や設計業務に集中していればいいですが、プロジェクトのリーダーや管理職になると他の部署と連携をとらなければいけません。
特に新規設計の場合、品質管理、購買、実験、生産技術、製造など多くの部署からクレームを受けることがあります。強いメンタルを持っていないと、精神的に負けてしまい退職につながってしまいます。
6.まとめ
転職理由は、会社に対しての不満が多くありますが、キャリアアップなどポジティブな理由もあります。
この他にも、開発環境を変えたいや給料をあげたいなど様々な理由があります。これから転職活動をする人は、参考にしてみてください。