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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


転造とは

転造とは、「転がして造る」と書くように、材料となる「棒状のワーク」 を 「ダイス」と呼ばれるまるい工具に強い力で挟み込み盛り上げて成形する加工方法のことです。

 

下図のように、2つのダイスにより、材料となるワークを中心側へ押し付け、ダイスを回転させることで成形します。ワークはダイスとは反対方向に回転します。

 

 

部品の表面には、ダイスの形状が転造されることになります。従って、ダイスは加工したい形状に合わせたダイスが必要になってきます。

 

転造でつくられた部品は、材料が圧縮されているため、強度が強くなるといったメリットが出てきます。そのような特徴を活かして、以下に示す部品加工でよく利用されています。

 

・ねじ
・歯車
・ローレット
・スプライン
など

 

<解説>

ねじには、「転造ねじ」と「切削ねじ」があります。
一般的に市販されているねじは転造ねじです。転造ねじの場合、材料を塑性変形させることで成形するため、強度が強くなるというメリットがあります。
一方、切削ねじは、加工しやすいため、さまざまな形状のねじが作れるというメリットがあります。

 

<転造の参考動画>

 

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