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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


切削部品の設計方法_旋盤加工の留意すべき点

旋盤加工の留意すべき点

 

1. 棒材のJIS規格品は一般的にプラス公差(大きめ)でできているので、はめあい公差 (軸と軸受の組み合わせ) は全長すべてに入れるのではなく、必要な範囲(軸受がはまる範囲)を指定します。

 

 

 

また、下図のように軸と穴がはめあい形状となる場合、軸側に面取りを設けます。穴側にニゲをつける加工は難しいからです。

 

 

 

2. ねじ加工や研削には、根本に刃物用のニゲを設けます。

 

 

ボール盤による穴加工の留意すべき点

 

  • 斜めの穴、タップ加工は必ず面取りをします。
  • 溶接構成で、リブが穴、タップと干渉するときは、リブの位置を変更します。
  • 下穴貫通不可の指定はブロックに限り、そうでもない板厚の場合、下穴を貫通させ加工を容易にし、掃除も簡単にします。
  • タップ有効深さを吟味しなるべく浅くし、加工時間を短縮させます。
  • タップ加工が多くある場合、タップ径はなるべく統一し、加工時間を短縮させます。
  • 溶接構成の場合、クランプ代を下に設け、クランプとの干渉を無くします。

 

 

  • 溶接構成で段差のある場合、主軸が入らない範囲の切削加工、穴、タップ加工は避けます。
  • タップピッチは、ケガキの場合±0.5、ボール盤で±0.1程度に抑えます。

 

 

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