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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


不可逆変化(可逆変化)とは

 

不可逆変化とは、

 

・熱は熱いものから冷たいものへ移動するが、冷たいものから熱いものへは移動しない。
・コーヒーにミルクを入れると広がるが、広がったミルクが集まってくることはない。
・煙突から吐出された煙は空気中に広がるが、広がった煙は煙突に集まらない。

 

上記のように、逆が成立しない変化のことを 「不可逆変化」 といいます。

 

 

例えば下図のように断熱されたシリンダー内で、ピストンを押して手を離すとピストンは元の位置に戻ってきません。
なぜなら、摩擦による仕事が発生するからです。

 

 

摩擦がゼロの場合は元の位置に戻ってきます。この場合は元に戻ることができるため可逆変化となります。

 

しかし、実際は摩擦がゼロであることはありえません。自然界において、可逆変化はありえず全て不可逆変化となります。

 

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