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機械設計のプロセス
商品の企画から販売に至るまでの機械設計の全体プロセスは、以下のようになります。
設計という観点のみで考えると、「構想設計」・「基本設計」・「詳細設計」の大きく3つのプロセスに分かれます。また、それぞれの設計が完了した後には設計結果の審査となるDR(デザインレビュー)が行われます。
上図に示したプロセスは一般的な設計プロセスです。例えば注文が入ってから設計・組立を行うような受注生産となる機械装置の場合、先に販売してから設計がスタートするものもあります。
また、自動車の場合は、設計後に行う試作を、1次試作、2次試作と何度か同じ工程を繰り返す設計プロセスもあります。上図に示したプロセスは、あくまでも一般的なプロセスであり、市場で販売される工業製品を対象としたものとなります。
一般的な工業製品の設計プロセスの場合、はじめに企画が決められます。その企画に従って構想設計、基本設計、詳細設計が行われます。設計完了後には、試作品を製作して評価試験を実施します。評価試験で問題が発生しなければ、次の工程である生産の準備に移っていく流れとなります。
設計を行っている場合、自分が今、どの段階の仕事をしているのか全体を把握しながら仕事を進めることが大切です。
次に各設計プロセスの詳細業務を具体的に解説していきます。
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