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機械設計に資格は必要か?
機械設計に資格は必要?
「私はこれから設計者を目指して機械設計技術者の資格を取ります」 という方がいますがちょっと待ってください。もちろん資格を取得することは素晴らしいことです。
但し、就職で機械設計の資格が有利になるとは言えないかもしれません。なぜなら、私の周囲にいる設計者でこの資格を持っている方は殆どいないからです。
また、CAD利用技術者試験というものがありますが、この資格を持っているCADオペレーターも私の周りにはごく少数です。この事実から税理士や弁護士のように資格が有利になる職業ではなさそうです。
就職することが目的であれば、わざわざ資格をとる必要はないと思います。それよりむしろCADの操作を覚えたほうが有益です。
しかし、機械設計に関してより深い知識を身につけて、より高度な技術者を目指されるのであれば、資格を取るのも良いと思います。
つまり、何の目的で資格を取るのかが重要であるということです。単純に「就職に有利になりそうだから」という理由であればあまりお薦めできません。
資格があれば転職に有利なのか?
資格取得のみに焦点があたってしまうと、「英語のTOEIC 900点ですが、英語がしゃべれません」という状態になってしまいます。それでは、機械設計技術者の資格を持っていても設計ができると評価してもらえません。
転職を考える際には、自分の実績やスキルをアピールすることが非常に重要です。
面接官は、応募者がこれまでどのような設計を手がけてきたのかを知りたいと思っています。そのため、資格を持っていることは確かに良いアピール材料ではありますが、それだけでは不十分です。
実際の設計業務で培ったスキルや実績を、面接官にアピールできるようにすることが大切です。そのためには、自分が手がけた設計やプロジェクトについて、どのような課題に直面し、どのような解決策を見出したのかなど、具体的なエピソードを交えて説明することが効果的です。
機械設計に関する資格とは
以下に主な機械設計に関する資格を示します。
・技術士(機械部門)
・機械設計技術者(1級 2級 3級) ※ 2級以上は実務経験が必要です。
・CAD利用技術者試験 (1級 2級)
この中でも技術士は非常に難易度が高い資格で、技術者資格の中で最高位の国家資格です。
近年は技術高度化、環境問題、事故防止などの目的で技術士のような高度な知識を持つエンジニアのニーズは高まる方向にあります。
特に、建設業界の企業には技術士に対する強いニーズがあります。それは公共工事の入札要件としてその企業に技術士がいることが求められているからです。
機械業界では、建設業界ほど技術士に対して高いニーズはありませんが、意識の高い工学系の学生の中には、新卒で既に技術士補を取得して、入社に挑む学生もいるようです。
技術士になるためには、技術士補を取得して最低4年の実務経験が必要です。企業側からすると、新卒で既に技術士補を取得するような高い意識を持つ学生であれば、ぜひ欲しい人材でしょう。
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