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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等

QCDとは

アイディアを形にする際に、求められるテーマとしてQCDというものがあります。あなたが開発や設計の部署に配属されると、常にこの3つの要素が設計業務で欠かせないものであることに気づきます。

 

QCDとは、 Q Quality(品質) C Cost(コスト) D Delivery(納期)  の頭文字のことです。

 

 

Q 品質

 

例えば、自動車や家電製品のように同じ製品を何台も作る場合は大量生産を可能とする設計にしなければなりません。大量に生産する場合、安定した材料の仕入れを可能とし、同じ品質の物を生産できる体制を整える必要があります。ここまでに解説してきましたとおり、設計図は品質に大きく影響を及ぼします。

 

C コスト

 

社会が必要としている製品を開発できたとしても、価格が高すぎる製品では買ってもらえません。従って、適切なコストで目指す機能・仕様を満足できるように設計する必要があります。

 

D 納期

 

製品開発する場合、「適切なタイミングで製品化すること」はとても重要な要素です。発売することができたとしても競合他社に遅れをとって売れなければ意味がありません。決められた開発期間内に素早く製品化する必要が出てきます。また、生産する際においても、それぞれの部品の製作納期はとても重要です。製作に時間がかかりすぎると、安定して商品を提供できなくなるからです。

 

QCDは、それぞれが関連しており、品質が上げればコストが上がり納期も長くなります。コストが上がると利益が少なくなります。企業が生産活動を続けていくうえで利益確保は重要な要素です。

 

設計者は、品質を上げればコストが上がる。コストを下げれば品質が下がるといった「トレードオフ」の関係性を理解して、最適な設計を進めて行かなければなりません。

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