解析実行
ここまでにおいて説明した応力解析についての流れをまとめます。
<応力解析の流れ>
1.解析のモデルを準備する
2.材料を設定する
3.メッシュを作成する
4.拘束条件(固定方法)を定義する
5.荷重条件を定義する
上記の設定が完了したら、必ず設定を再確認します。解析は電卓と同じであり、間違った入力をすれば間違った答えを出します。1+1と入力したつもりが、1+2と入力していたということもしばしばあります。間違った結果で評価すると迷宮入りしてしまいます。
間違いを防止するためにも、再確認することがとても重要です。また、簡単なチェックリストを作ると良いでしょう。
- 材料設定は間違っていないか
- 単位系は間違っていないか
- 拘束条件は間違っていないか
- 拘束条件は不足していないか
- 荷重の方向は間違っていないか
解析実行のために、解析名を決めます。後から見直すことを考慮して、どのような解析なのかわかりやすい名前にしておきます。そして、解析の種類を選択します。応力解析の場合、一般的には「静解析」を選択します。
次に応力解析の場合、「拘束条件」と「荷重条件」を指定します。「拘束条件」や「荷重条件」は複数作成することができます。複数存在する場合は、解析実行時に使う条件を選択します。
全ての条件の設定が完了すると、解析を実行します。
「CAE解析を使いこなせない。。。」
「正しく解析条件の設定を行うことができない。。」
「解析で得られた応力の意味が理解できていない。。」
「出てきた値が本当に正しいのか分からない!」
「主応力、ミーゼス応力? どのように使い分けるの?」
という声をよく聴きます。
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