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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


履歴の取り扱い方法

ヒストリーCADでは、フィーチャーの作成順序が画面内のツリーに履歴として保存されます。このツリーは、デザインツリー、仕様ツリー、モデルツリーなどと呼ばれ、ヒストリーCADでは必ず存在しています。

 

 

ツリーに表示されるフィーチャーは、作成後に編集できます。また、作成したフィーチャーを削除したり、順序を変更したり、さまざまな作業ができます。以下にツリーで可能な作業について詳しく解説します。

 

削除

 

設計中に不要となったフィーチャーを削除して、履歴から完全に消去します。このとき関連のあるフィーチャーも一緒に削除されます。関連のあるフィーチャーを削除したくない場合は、関連を外すことで回避できます。

 

 

抑制と抑制解除(レジューム)

 

削除は履歴から完全に消去されるのに対して、抑制は一時的に履歴から消去できます。検討中の形状など、あとから復活させる可能性がある場合などで利用します。抑制したフィーチャーは抑制解除することで復活させることができます。

 

 

また、抑制の使い方として、他のフィーチャーとの関連の有無を調べるのに便利な機能です。削除と同様に関連するフィーチャーも一緒に抑制されることになります。

 

順序変更

 

フィーチャーの作成順序を変更することができます。ただし、変更する際は注意が必要です。図のようにシェルで薄肉化したあとで穴をあけるのと、穴をあけたあとでシェル化するのとでは完成形状が異なります。

 

 

ロールバック

 

ロールバックとは、履歴の途中に戻ることができる機能です。戻りたい位置にドラッグして戻ります。

 

 

履歴の整理

 

ヒストリーCADは、あとから履歴を変更できるメリットがある反面、履歴が複雑になると、どこで何を作ったか、分かりづらくなります。そこで、作成中や作成終了後に、履歴を整理することをおすすめいたします。フィーチャーを分かりやすい名前に変更したり、グループやフォルダを作成します。(※CADによってできることが異なります。)

 

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