流線、流脈線、流跡線
流れは目に見えないことが多いので、流れの可視化によって目に見えるようにすることがあります。
「流線」とは、ある瞬間を写真で撮影したように、その瞬間における速度ベクトルを線で結んだもののことを言います。
「流脈線」とはある一点から通過した流体の流れを描いた線のことです。例えば、流れる水に墨汁を流したときに描く線などが、流脈線となります。
「流跡線」とは、ある一点に粒子をおいた場合、時間と共に動きます。それが通った線のことを言います。たとえば、川に枯れ葉を流したときに、枯れ葉がたどる軌跡などです。
以上のように、流れは目に見えないため、流体と一緒にインク、金属の粉末、煙などの微細な粒子を流して、可視化が行われます。