はじめに
設計は、市場やお客様のニーズを満たせるよう製品の機能や性能を追求する仕事ですが、生産性や製造コストなどを無視することはできません。しかし、設計者自らが生産性を考えるには限界があり、そのため、設計者は生産技術者と共同で仕事を進める機会が多くなります。もし、生産性の考慮が十分にできていないと、
- 組立や加工の工数が増加する
- 特殊加工によってコストがアップする
- 安定した製造ができず、品質問題につながる
などの問題が発生し、これらに対応するための手戻りが発生することになります。
これを回避するためには、生産技術者と強調して仕事を進めることが必要であり、そのためには、生産に関する基礎を理解しておく必要があります。
このカテゴリでは、設計者が生産についての仕組みを理解していただくために、最低限の内容に絞った生産工学について解説してまいります。
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