生産設備の制御・保全と品質保証
設備の制御
実際に製品を生産するには、種々の生産用設備を所定の目的に沿って稼動させなければなりません。そのために制御が必要なのです。制御とは、正常な稼動できるように、生産設備における機械やシステムに所要の操作を加えることです。
■数値制御
入力された数値データに基づいて、デジタル電子回路で発生した電気的パルスによって機械や設備の可動部を制御することです。
■適応制御
外部環境に自立的に適応する制御のことです。主な機能として、計測・同定、適応化プロセス、修正制御があります。
■群制御システム
多数のNC装置を統括的に制御して稼動効率の向上を図ったものです。
機械と生産工程の監視と保全
機械や設備類を長期にわたってその性能や特性を保持し、寿命を維持させるためには、使用時に状態を監視し、万一故障等の異常が発生した場合、その原因を明らかにし、修復、つまり保全を行うことが必要となります。
保全とは使用時の状態監視や異常の修復つまり正常稼動が出来るように復旧する一連の作業を言います。保守またはメインテナンスとも呼ばれます。
品質保証
製品の品質はその誕生のときから償却のときまでの間、常に保証されていることが必要であり、このことによって使用者の信頼を得ることができるのです。そのため、製品生産の最も重要な留意点は品質保証にあるということができます。
工程検査と製品検査
工程検査は、一つの製造工程が終了して次の製造工程に移る前に行われる検査のことです。
この検査は、その後の工程に不良品を送らないことを主な目的としていますが、責任の所在を明らかにしたり、最も効果的に品質保証できる工程で検査するという意味合いも持っています。
製品工程は、完成品が設計段階で設定した要求事項を満足しているかどうかを調べることです。
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