生産の目的
先程、生産工学についての定義を示しましたが、ここではもう少し簡単に説明を示していきます。はじめに、物を作るとはどういうことであるのか? 何をすべきであるのか? ということを考えてみましょう。
物を作るには次のような作業が必要となります。
- 製品の企画
- 製品の設計
- 工程の設計
- 販売・原価の計画・管理
- 資材管理・在庫管理
- 日程管理・工程管理
こうしてみると、物を作るという行為は、設計などの 「固有技術」 と、なにを、いつ、どう作れば利益の出る商品が効率よく出来るかを考えて工夫する 「管理技術」 に分けることができます。
生産における技術は、この固有技術と管理技術が有機的に絡み合っているのです。どちらか一方のみでは成立しません。したがって、この2つの側面から技術を身につけていく必要があることを理解しておきましょう。
次に、これらの技術だけが優れていても、生産活動を継続していくことはできません。生産活動を継続していくためには「条件」が存在します。それは、売れるものを作って、 ” 利益確保する ” ことにあります。
利益を確保できなければ、企業が存続できませんし、生産活動も当然継続できません。したがって、生産活動を継続していくためには、売れる製品を作って、利益を確保していくことが絶対条件となるのです。
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