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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等

溶接記号

溶接は機械加工の中でも重要なプロセスのひとつです。溶接を含む情報を正確に図面で表現することは容易ではありません。また、溶接の種類によって指示方法が異なるため、初心者の方にとっては非常に複雑な作業となります。

 

本ページでは、溶接とは何か? また、溶接を図面で指示する方法についての概要を解説します。

 

溶接とは

溶接とは、2つ以上の部材を溶かしてつなげることです。
溶接には様々な種類があり、大きいく3つに分類されます。

 

1.融接
 ・アーク溶接
 ・ガス溶接
 ・テルミット溶接
 ・電子ビーム溶接
 ・レーザー溶接
 ・エレクトロスラグ溶接

 

2.圧接
 ・スポット溶接(抵抗溶接)

 

3.ろう接
 ・ろう付け
 ・ハンダ付け

 

溶接の図示方法

 

溶接した箇所を図示する場合は、JIS B3021に従い下記のように図示します。
基準線の下側には手前の溶接を示し、基準線の上側には反対側の溶接を示します。

 

 

溶接の基本記号と実例の一部を以下に記載します。
その他にも多くの溶接記号があり、それらについてはJISを参照ください。

 

溶接形状 基本記号 記載例

 

 

両フランジ

 

 

   

 

 

I型

 

 

   

 

 

V型

 

 

   

 

 

J型

 

 

   

 

 

フレア型

 

 

   

 

 

すみ肉

 

 

   

 

 

ビード

 

 

   

 

 

スポット

 

 

   

 

溶接の基本記号

 

 

対照的な溶接部の組合せ記号

 

 

補助記号

 

 

 
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