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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


図面の検図方法

私が初めて書いた図面を検図に出した時のことを今でも覚えています。その時は「それでも本当に機械工学科を卒業しているのか?」と厳しい指摘をもらいました。大学で製図を学んでいただけで、しっかり身に付いていなかったですね。

 

検図の目的は、大きく2つあります。

 

1つは、「図面の書き方」 のチェックです。

 

ルールに基づき書かれているかをチェックします。私が初めての検図で先輩設計者から指摘されたのは、図面の書き方のルールを理解していなかったからです。図面の書き方のルールを知らない方は当サイトの 「製図の基礎を学ぶ」 をお読みください。JIS機械製図に基づく一通りのルールを学んで頂けると思います。

 

2つ目は、 「設計的に問題ないか」 のチェックです。
機能、性能、強度など製品として問題が発生しないか、設計経験の豊富な方にチェックをしてもらいます。

 

検図を行うにはタイミングがあります。そのタイミングは部外や社外へ正式な図面(又は仮の図面として)を出すタイミングです。図面を貰った側は、その図面を基準に仕事を進めます。また、設計審査と呼ばれるDR(デザインレビュー)の前に検図を行います。設計審査では、製造部、品質管理部、営業部など社内のメンバーが集まって、設計図を見ながら次のプロセスへ進んでも良いかどうかを決めるための審査です。

 

しかし、これらのタイミング以外にも不安な箇所があれば、都度、経験豊富な方にアドバイスを求めます。設計が完成してから検図するのではなく、設計しながら検図をすることが大切です。設計図の完成度を最後に求めると、もし大きな変更が発生することになれば設計の遅れに繋がります。従って、重要なポイントは都度アドバイスをもらうようにします。場合によっては、製造部、品質管理部、営業部にもアドバイスを求めます。

 

検図に出す前に必ず自己チェックを行います。時間がないからとか、たぶん大丈夫だろう、などの理由で自己チェックせずに検図に出すのは辞めましょう。人間がやっている以上、必ずミスがあるはずです。また、検図をする人も見落とす可能性があります。

 

自己チェックの際は、できれば印刷してチェックします。形状や寸法をチェックしていきます。図面に表現されている形状以外の要素の殆どは寸法です。これらの寸法には設計意図があるはずです。全ての寸法に対して問題がないか確認します。寸法公差、幾何公差、表面粗さなども設計的に問題がないかチェックします。それ以外のチェックのポイントを以下に記載します。

 

<検図で行う一般的なチェックポイント>

 

 ・強度的に問題がないか
 ・加工することができるか
 ・製造上問題が発生しないか
 ・材質は適切か
 ・購入部品を使うことができないか
 ・過去のクレームに対する対策ができているか
 ・オーバースペックになっていないか
 ・組み立が行えるか
 ・部品間の関連で問題がないか
 ・干渉していないか

 

このようなチェックリストの資料が社内にあるはずです。なければ作りましょう。
チェックリストは検図漏れが発覚した段階で随時更新します。

 

検図が終わって指摘を受けた箇所は修正します。
通常は紙に印刷した図面で検図が行われるはずです。赤ペンなどで指摘が入っていると思います。

 

修正した図面は再度検図することになりますが、赤ペンで指摘が入った図面も一緒に提出します。検図者も忙しいため前回どこを指摘したのかなど細かくは覚えていません。

 

以上が検図の主な流れとなります。

 

あなたは製図についてこのような不安がありませんか?


「何から描いていいのかわからない・・・」
「寸法はどう入れるの?図面記号の意味がわからない・・」


すべての「モノ」は図面をベースに作られます。
そのため、設計者にとって製図は必ず身につけるべき重要スキルです。


もし仕事を進める上で、誤った指示の図面を描いてしまうと・・・


× 読み間違いによるミスが発生する
× 加工費が高くなる、メンテナンスができない


といったような、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。


このような問題を引き起こさないためにも
「若手設計者」は、まず最初に製図スキルを身につけることが求められます。


ただ、製図は大学で学ぼうと思うと数十時間かけて学ぶため
初心者が基礎からすべてを学ぼうと思うと現実的に無理があります。


そこで、ものづくりウェブでは、
初心者でも "短期間でやさしく学べる" 動画講座(eラーニング)を制作しました。


こちらはすでに700名以上の方が受講され、
200社以上の法人様が採用している、実績のある人気講座です。


こちらの講座を学ぶことで


○ 平面から立体へ、立体から平面へ図形を想像できる
○ 日本産業規格JISで規定されたさまざまな記号の意味を理解できる
○ 設計意図に応じて適切に寸法や公差、各種記号を部品図に配置できる


といった、さまざまな効果が期待できます。



<お客様の声>

■ R・F様(30代男性)「商用車用廃棄系触媒コンバータ」の設計


悩み
問題があまりない箇所と苦手な箇所があるので、製図の基礎固めをしたかった。幾何公差、溶接が多く使われていて、かつ、苦手意識もあったため解消したかった。
成果
製図の基礎固めができた。苦手意識があり、多く使われていた幾何公差および溶接についても図が多く使われていたためイメージがわきやすく、理解できました。

■ K・I様(50代男性)「電子部品の組立・検査治具」の設計


悩み
40歳になって初めて製図業務に携わり、周りに誰も図面を描く人がいないまま、独学で図面を書いていたので、何が正しいのかがわからない状況で不安がありました。


成果
今まで理解ができなかった、寸法公差や幾何公差、表面性状についてよく分かりました。

■ S・N様(20代女性)「住宅機能金物関係」の設計


悩み
適切な三面図配置や寸法の入れ方が分からない。公差を検討する際に、何に着目すればよいか分からない。


成果
練習問題を解く中では解決できた。「ここを見ればこれが分かる」といったバイブルができた。


こちらは、お客様の声の一部ですので詳しくは案内ページをご覧ください。



▼ 超初心者向け 【eラーニング】
 「"知識0"まったく習ったことがない方でも手書きの図面が描けるようになる」
 → 機械製図超入門講座


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