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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


図面の必要性

 

「なぜ、図面が必要なのでしょうか?」
このような本質的な質問はとても重要です。

 

現代では、3D-CADや3Dプリンターを使えば、2次元の図面を描かなくてもCADから出力したデータで直接部品を製造できる時代となりました。しかし、品質の良い部品を製造するためには図面に入れる公差などの情報がかかせません。

 

 

図面は「情報伝達」をするために必要です。

 

 

丸や三角のような単純な形状であれば、口頭で伝えることは可能でしょうが、実際の複雑な部品形状を正確に口頭で伝えるには無理が生じてくるでしょう。

 

 

従って、図面はお互いに正確な形状を伝達しあうために必要なのです。図面があればさまざまな情報を共有することができるようになります。

 

 

しかし、この図面は好き勝手に描いてはなりません。図面を描くときはルールに従います。ルールを無視して、それぞれが勝手に作成すると認識にズレが生じてしまうからです。図面のルールについては、日本工業規格(JIS)の製図法で定められています。
日本工業規格(JIS)の製図法の規定に従って描いた図面であれば、関わる人達が共通で認識することができます。

 

 

 

図面を証拠として残す

 

図面にはもう一つの重要な役割があります。

 

 

それは設計に関わる人同士が確認した「証拠」という役割です。

 

 

図面には、最終的に決定したさまざまな設計情報が残ります。決定事項を証拠として残すことは非常に重要です。

 

 

一般的に図面の右下あたりに承認欄があり、誰がその図面を描いて、チェックして、承認したのかが分かるようになっています。

 

 

図面のチェックや承認を行うのはベテランの設計者です。ベテラン設計者のチェック及び承認によって図面の品質が保たれます。

 

 

承認欄には下図に示すように作成者、検図者、承認者の印鑑を押すのが慣例です。

 

 

 

図面に変更が発生した場合も同じような手順を踏みます。
図面内にある変更事項欄に変更内容と変更した日付、変更者の氏名を記入します。。

 

 

 

 

図面は承認欄に印鑑が押された状態をもって完成となります。

 

 

押印がされた図面は 「これで制作しても良いですよ」 という正式な契約書のようなものです。
従って、印鑑のない図面は正式なものではありません。印鑑が押されて初めて正式なものとして社外などへ出図ができます。

 

 

また、正式でない図面を社外へ出図することもあります。その場合は、必ず正式でないことが分かるように図面内に大きく記載します。

 

 

例えば、業者に完成前の図面を出図して意見をもらいたい場合などです。このような場合は、図面内に 「検討用図面」など と記載して、後に正式な図面と間違わないようにすることことが大切です。

 

 

以上のように、図面は「設計情報の伝達する」、「作成した履歴を保存する」という重要な役割を持っています。

 

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