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機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等

製図の基礎を学ぶ記事一覧

製図を初めて学ぶ方へ

製図を初めて学ぶ方へ「製図の基礎を学ぶ」では機械製図を初めて学ぶ方が、図面の作成や設計ができるようになることを目的としています。そのため、図面作成の仕事で最低限必要な図面の基礎について解説していきます。設計ができるようになるまでのステップは次のようになります。ステップ1 図面が読めるようになることス...

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図面の必要性

図面の必要性「なぜ、図面が必要なのでしょうか?」このような本質的な質問はとても重要です。現代では、3D-CADや3Dプリンターを使えば、2次元の図面を描かなくてもCADから出力したデータで直接部品を製造できる時代となりました。しかし、品質の良い部品を製造するためには図面に入れる公差などの情報がかかせ...

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図枠について

図枠について図枠のサイズ製図に使用される枠を図枠(図面枠)といいます。図枠には規定の用紙サイズが存在します。一般家庭で使う用紙のサイズはB5、A4、A3あたりが多いですが、製図で使う用紙サイズはそれ以上のサイズのものが存在します。製図で使う図面サイズは A4 から A0 です。サイズ縦寸法横寸法A4...

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図面の投影法(第三角法)

図面の投影法(第三角法)図面は3次元の対象物を2次元に表現したものです。3次元の対象物を2次元に表現する場合、立体をある平面に投影することになります。投影とは光をある方向からあてた時の影です。影が映し出された面を 投影面 といいます。図面は投影を使って描かれます。そして、投影の仕方には主に2つの種類...

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正面図の選び方

正面図の選び方3次元の対象物を平面に投影したときに、一番形状を理解しやすい方向が正面図です。例えば下図のフランジの場合、正面図として正しい方向は (A) です。(A) はフランジの形状・機能を最も明瞭に表す面だからです。JISではフランジの正面図は側面から見た図とすることになっています。この形状の場...

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様々な投影図

様々な投影図図面を分かり易く表現するために、正面図に対して補助的な役割を持つ投影図が必要となる場合があります。「正面図の選び方」では正面図に対して、垂直及び水平に投影させる「側面図」や「平面図」について解説しましたが、これら以外にも斜めに配置する方法や局部的に切り取って配置する投影方法があります。補...

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部分拡大図

部分拡大図部分拡大図は、対象物の全体のサイズに対して、小さく詳細な形状を表現するために用います。拡大させたい部分を細い実線で囲み、別の場所に拡大して図示します。拡大した図には、尺度(2:1等)と拡大部の記号(A等)を配置します。例えば自動車のエンジン部品であるピストンには、ピストンリング用の溝が切ら...

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断面図の表し方

断面図の表し方部品の内部に形状が存在する場合は、隠れ線を用いて表現します。しかし、図のように内部の構造が複雑になると隠れ線だけで表現すると非常に分かり難い図面となります。このような場合に部品を切断して断面図を用いると分かりやすい図面にすることができます。断面図は切断位置の手前を取り除いて作成します。...

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製図に用いる線

製図に用いる線実際の図面を見て頂くと分かると思いますが、図面に使われている線には様々な種類があります。同じ線種や同じ太さを使うと、その線が形状の線なのか、寸法の線なのか分かりにくい図面となります。従って、線を上手に使い分け図面を分かり易く図示する必要があります。線の使い方には一定のルールが存在します...

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図面の尺度

図面の尺度図面を描く際には、決まった図枠サイズ内に対象物を収める必要があります。そのため、大きな対象物は縮小して作図、小さな対象物は拡大して作図します。例えば、建設機械の大型の外装部品は、最も大きなA0サイズの図枠にも収めることはできません。当然、実物を縮小して表現することになります。拡大、縮小する...

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寸法補助記号の一覧表

寸法補助記号の一覧表寸法値の前に「補助記号」を付けることで、寸法値に対して意味を持たせることが可能となります。(例) 半径10mmの円  =  R10  Rは半径という意味R10と図面に書けば、JISの図面ルールを知っている人は、瞬時に半径が10mmであることが理解できます。「寸法補助記号」はその寸...

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寸法の表し方

寸法の表し方図面に寸法を入れる場合、次のように寸法補助線を形状の一点から引き出し、寸法補助線の間を矢印の付いた寸法線で作成します。寸法線の上に寸法値をmm単位で記入します。寸法値の単位 (mm) は記入せず、数値のみ記入します。また、寸法値は寸法線の中央部に配置するようにします。※図面の寸法単位はm...

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寸法の記入の基本ルール

寸法の記入の基本ルール図面は設計した機械や部品の製作が完成するまでに、さまざまな人が読むことになります。従って、寸法を記入する際には、図面の読み手に配慮して、認識の間違いが発生しないように、分かり易く正確に配置する必要があります。ここで「図面の読み手」とは誰のことを指しているのでしょうか?読み手は、...

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ねじの表し方

ねじの表し方「ねじ」 は使用する目的に応じてとても多くの種類が存在します。その中でも最もスタンダードであるボルトの描きかたについて説明します。雄ねじの表記方法ボルト(雄ねじ) には、山と谷 が存在します。ボルトを図のAの方向から見たとき、谷の形状は山の形状に隠れて見えません。従って、ボルト(雄ねじ)...

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ばねの表し方

ばね(スプリング)の表し方ばねは一般的に市販品を利用することで対応できるのが良いですが、仕様を満足できない場合は個別で設計することになります。個別に設計する場合は、ばねの計算ソフト等を用いて設計します。ばね は主に以下の種類が存在します。引張ばね圧縮ばねねじりばね板ばね皿ばねまた、これら以外にも、竹...

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歯車の表し方

歯車の表し方歯車も先ほど解説した「ばね」と同様に一般的に市販品を利用することで対応できるのが良いですが、仕様を満足できない場合は個別で設計することになります。歯車には以下に示すように様々な種類のものがあります。下表に示す歯車はタイプ別に「平行軸」・「公差軸」・「食い違い軸」の3つに分類されます。歯車...

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寸法公差の入れ方

寸法公差の入れ方寸法公差とは「寸法公差」 とは、図面の寸法に対しての許される誤差の範囲のことです。日本の標準規格であるJIS規格においては、かつて「寸法公差」という用語が用いられていましたが、現在では「サイズ公差」という用語に変更されました。この変更は、2016年にJISが改訂された際に行われたもの...

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はめあいとは

はめあいとは「はめあい」 とは 軸と穴の組み合わせ の関係のことです。「はめあい」 には以下の3つの種類があります。・すきまばめ・しまりばめ・中間ばめ穴の寸法が軸の寸法より大きい時の差を すきま といいます。穴 > 軸穴の寸法が軸の寸法より小さい時の差を しめしろ といいます。穴 < 軸軸と穴をはめ...

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はめあい公差一覧

穴寸法の公差表穴の公差域クラス B10〜F8基準寸法の区分(mm)穴の公差域クラス B10〜F8を越え以下B10C9C10D8D9D10E7E8E9F6F7F8-3+180+140+85+60+100+60+34+20+45+20+60+20+24+14+28+14+39+14+12+6+16+6+...

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幾何公差とは

幾何公差とは寸法を制御するものが 「寸法公差」 であるのに対して、 形状を制御するものを 「幾何公差」 といいます。 例えば下図のように 「円の寸法公差」 のみ規定した場合、公差の範囲でゆがんでいたり、中心がずれていたりしても寸法公差の基準は満たしています。「まんまるさ」である真円を守らせるためには...

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幾何公差の記号一覧

幾何公差の記号一覧前のページでは、幾何公差の基本について解説しました。こちらのページでは、全部で15種類ある記号について詳しく解説をいたします。幾何公差は、「形状」,「姿勢」,「位置」,「振れ」の4種類に対して全部で15種類の記号が存在します。真直度JISでは、「直線形体の幾何学的に正しい直線からの...

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表面粗さの書き方

表面粗さの書き方「表面粗さ」は機械加工した表面の粗さを規定するものです。切削や研削により加工された表面には、微細な凹凸が必ず出ます。例えばパッキン等のシール面において、大きな凹凸があると液体の漏れに繋がります。従って、部品の加工表面に凸凹の基準を設けることで製品の品質を確保することができます。下図の...

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溶接記号

溶接記号溶接は機械加工の中でも重要なプロセスのひとつです。溶接を含む情報を正確に図面で表現することは容易ではありません。また、溶接の種類によって指示方法が異なるため、初心者の方にとっては非常に複雑な作業となります。本ページでは、溶接とは何か? また、溶接を図面で指示する方法についての概要を解説します...

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図面の変更方法

図面の変更方法図面の三角記号による改訂方法図面の改訂(変更)方法について解説します。正式な図面として登録された図面を改訂(変更)する場合、変更前の図面を残す必要があります。一般的に、図面変更は製品開発途中のみならず、製品発売後も発生します。従って、部品交換などで古い部品や図面が必要となる場合がありま...

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図面の検図方法

図面の検図方法私が初めて書いた図面を検図に出した時のことを今でも覚えています。その時は「それでも本当に機械工学科を卒業しているのか?」と厳しい指摘をもらいました。大学で製図を学んでいただけで、しっかり身に付いていなかったですね。検図の目的は、大きく2つあります。1つは、「図面の書き方」 のチェックで...

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組立図の書き方

組立図の書き方組立図(ASSY図)は複数の部品の組み合せによる図面です。組立図は製品全体を表す図面となります。(組立図は 組図、アセンブリ図、Assy図とも言われます。)組立図は製品全体を表せるように 正面図、平面図、側面図 の3方向のビューで表し必要に応じてその他の投影図や断面図を追加します。組立...

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