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ものづくりウェブ 機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等


やさしい機械用語辞典記事一覧

呼び径とは

呼び径(よびけい)とは、ボルトやパイプなどの「外径(がいけい)」や「内径(ないけい)」を表す呼び方です。例えば、ボルトを例に呼び径を説明します。ホームセンターの売り場で市販されているボルトのパッケージで「M12」といったような記載を見たことはないでしょうか?このM〇〇の〇〇がボルトの呼び径です。例え...

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ポンチ絵とは

ポンチ絵とは、カンタンな概略図やアイディア(構想図)のイラストのことです。主に、正式な図面を描くまえの下書きとして作成したり、企画書や打合せなどでアイディアを示すために使用したりします。製品や機械のイメージを言葉だけ伝えるのは難しいですね。特に複雑な形状の場合は、アイデアを描き起こしたイラストを見せ...

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オイルシールとは

オイルシールとは、機械装置のオイル(油)をシール(封じる)する為に用いられる部品で、主にベアリングの外側のハウジング(ケーシング)にはめ込まれ、用いられることが多い部品です。オイルシールは、そのシンプルな構造で安価であることから、自動車や航空機、船舶、鉄道車輛、建設機械、農業機械、石油化学プラント、...

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メカニカルシールとは

メカニカルシールとは、回転する軸と固定されたハウジングの間に圧力を受けて、機械の内部にある液体や気体などの流体を外部に漏らさないようにするための機械部品です。一般的に、ポンプ、圧縮機、タービンなどの回転機械に使用されます。同じくシールする部品として、グランドパッキンが挙げられます。グランドパッキンは...

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基準面とは

基準面とは、図面の寸法の起点となる面のことを指します。機械製図では、ある部品の形状や位置を表すときは、この基準面を決めて寸法を指示する事になっています。図面上に基準面はなくても問題ないように感じるかもしれませんが、基準面がない場合には以下のトラブルの原因となります。(1)設計者が意図した箇所とは異な...

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現合とは

現合とは、既に存在している現物の寸法に合わせて加工することを指しており、「現物合わせ」の略称です。製品が他の製品と取り合いになる場合に図面では、「現合」を用いることがあります。現合と指定している図面では、寸法を指定せずに、現在の建物や施設や又は機械部品などの実際の状況と、それを表す図面との整合性を確...

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高周波焼入れとは

高周波焼入れとは、鋼製部品全体ではなく、部品の表面のある一部に焼入れを行う手法の1つです。高周波焼入れの目的は、主に炭素鋼や低合金鋼の部品の表面を強くして、長持ちさせるために行うために行います。画像引用:第一高周波工業株式会社 HP「高周波焼入れ」は、さまざまな形状に合わせて対応できるため、産業機械...

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フェールセーフ設計とは

フェールセーフ(Fail-Safe)設計とは、機械や装置、生産設備がトラブルや故障などに見舞われた場合でも、周囲の安全を確保し、通常の運転を続けるために、安全性を優先的に考慮して設計することを意味します。身近な例として、乗り物のブレーキシステムが挙げられます。バスなどに採用されている「プシュー」とい...

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CAMとは

CAM(Computer Aided Manufacturing)は、「キャム」と読み、広義の意味でコンピュータを利用した製造支援のことを指します。具体的には、3次元CADで作成した3Dモデル(立体モデル)をもとに、工作機械に必要となるNCプログラムを自動で生成するソフトウェアを指します。近年では、...

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質点とは

質点とは、質量は持つが大きさを持たない点のことを指します。質点自体は実在しないので、あくまで力学的な計算において利用する概念です例えば、おもりをバネで吊るしてバネの伸びを計算するとき、実際のおもりの大きさや形を無視して、下図のように「点」として考えます。物体はどんなに小さくても、その大きさは存在しま...

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剛体とは

剛体とは、大きさを考慮した物体を指します。物理学においては、「質点」とは異なり、物体には大きさがあるという点が異なります。質点の場合は、物体に大きさがないということを前提に物理的に検討をすることができますが、剛体の場合は、物体の大きさを考慮する必要があります。そのため、現実に近い計算方法として、質点...

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ばね座金とは

ばね座金とは、平座金の一部を切断してねじった状態の座金のことを指します。平座金を切断してねじることで、座金がバネ状になり、ボルトやナットの緩み止めやボルトの脱落防止作用を期待できます。バネ状になっていることから、ばね座金やスプリングワッシャーという名称で呼ばれています。使い方としては、単体で、ボルト...

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焼なましとは

機械部品の製造には、切削しやすい鋼を使用する必要があります。しかし、鋼は通常、非常に硬くて切削しにくいため、熱処理によって軟らかくする必要があります。例えば、シャフトなどの機械部品を製作する際には、鋼を焼なまして均一な硬さにし、加工しやすくする必要があります。その鋼を軟らかくする熱処理のことを焼なま...

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焼ならしとは

鉄鋼部品に使われる鋼材は、鍛造、鋳造、圧延などのプロセスを経て作られます。しかし、これらの工程でひずみが生じ、鋼材の組織が不均一になってしまいます。そのため、機械的な性質が不十分で、強度などに問題が生じます。そこで、焼ならしという方法があります。これは、鋼の組織を均一化し、微細化することで、機械的性...

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浸炭焼入れとは

浸炭焼入れとは、炭素を含む割合の少ない金属の表面を熱処理する方法で、炭素を表面に浸透させて硬い層を作ることができます。通常、炭素量を増やすと、金属は硬くなり、摩耗に強くなりますが、同時に“もろくなる”ことがあります。しかし、浸炭焼入れを適切な条件で行うことで、金属の表面を硬化しながら、中心部は柔らか...

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みがき材とは

みがき材とは、鋼材を冷間引抜きや冷間圧延によって成形し、表面の質や寸法の精度を上げた鋼材のことです。平板や丸棒、角材、六角材、配管などでよく使われます。写真出典:https://www.ogisokogyo.jp/みがき材は、表面に「つや」があり、滑らかな仕上がりとなっています。また、表面の質感は非...

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きり穴とは

きり穴とは、機械加工による穴あけ方法のうちの1つで、ドリルで穴を開けることを指します。穴あけ方法はきり穴の他にも、プレス機による「打抜き」、鋳物の型に初めから穴を開けておく「鋳抜き」や穴あけ後の側面をきれいに仕上げる「リーマ仕上げ」があります。きり穴を図面で表現する方法は、平面図は穴に矢印を指して「...

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リーマとは

リーマとは、ドリルで開けた穴の精度と、表面仕上げを向上させるために使用する工具です。下図のような形をした工具です。1.最初にドリルで穴をあけます。2.次にリーマをその穴に通します。リーマ自体には穴を開ける機能はなく、あくまで、開いている穴の精度や表面仕上げを行うためのツールです。フライス盤で使用する...

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アイボルトとは

アイボルトとは、一般的に重量のあるものを吊るための輪っかがついているボルトのことを意味します。アイボルトのアイとは、「EYE」のことを意味しており、目のような輪っかが付いていることから、アイボルトと呼ばれるようになりました。各アイボルトには、吊り下げる重量によってボルトの破断が起きないように、吊り下...

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耐力とは

材料の強度を示す値には、引張強度や降伏強度などがありますが、耐力は、そのなかでも降伏点を持たない材料で使われる強度です。したがって、耐力について理解するには、降伏点について知っておかなければいけません。金属に大きな力を加えて、ひずみを大きくすると、ある点からひずみと応力の関係が比例しなくなり、応力を...

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焼入れとは

焼入れという言葉の語源は、鍛冶屋さんの職人の間で使用されていた言葉で、刀や刃物などの金属製品を製造する際に使用される技術のことを指します。具体的には、金属を高温に加熱し、急冷させることで、金属の「硬さ」増し、強度や耐久性を高める加工技術です。映画やドラマの中で、「焼きを入れたろうか!」といった怖いフ...

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焼戻しとは

焼戻しとは、鋼を「焼入れ」によって、硬くさせた後、再加熱し、硬さを緩和させりことで、より柔らかく、より粘りのある材料に変える加工技術です。※焼入れのことが分からない方は、こちらを参照ください。例えば、侍が使う刀刀は焼入れによって硬くなりますが、同時に脆くもなります。そのため、焼戻しは刀を長持ちさせる...

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キー溝とは

キー溝とは、軸とスプロケットなどの穴があいた部品の両方に溝を掘り、そこにキーという棒状の部品を差し込むことによって軸とスプロケットが滑らずに一緒に回るようにする部品です。このキーと呼ばれる部品は、軸の回転をスプロケットに伝えるために重要な役割を担っています。キー溝は、その名前の通り、軸側とスプロケッ...

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偶力とは

偶力とは、物体に働く力のうち、同じ大きさで逆方向の力が、同じ直線上に作用していない状態で働いている力を指します。具体的には、二つの力が同じ大きさで逆向きに働くとき、その力は互いに打ち消し合い、物体に働く力の和はゼロとなります。しかし、その2つの力の向きが、平行で交わらない場合は、モーメントの釣り合い...

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製作図とは

製作図とは、その言葉が示すとおり、「製品を製作するのに必要となる図面」のことです。その図面で製作できなければならないため、製作に必要な情報をすべて記載する必要があります。製作図には部品図や組立図などが含まれます。部品図は、それ以上形状を分割することができない単一部品の図面です。部品の細やかな形状を加...

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黒皮とは

鋼材の黒皮(くろかわ)とは、鋼材の表面に形成される酸化皮膜のことを指します。黒皮がつく理由は、熱間圧延加工などで鋼材を成形する際に高温に加熱するため、鉄と酸素が反応して酸化物が生成され、表面に酸化皮膜が形成されます。この酸化皮膜が黒く見えることから、黒皮と呼ばれます。黒皮は購入した鋼材の加工していな...

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曲げモーメントとは

曲げモーメントとは、物体を曲げようとした時に物体内部で発生するモーメントの大きさを示す値です。例えば、図1のような状態にある物体に力を加えても曲げモーメントは生じません。しかし、図2のような状態にある物体に力を加えると曲げモーメントが生じます。曲げモーメントを求めるには、物体に働く力(単位はN)とそ...

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JIS規格とは

JISとは「日本産業規格」の略称で、日本の製品やサービス、検査測定法に関する規格を定めたものです。「Japanese Industrial Standard」の頭文字これまでは、「日本工業規格(JIS)」と呼ばれていたのですが、令和元年7月1日の法改正によって「日本産業規格(JIS)」に変更されまし...

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メカトロニクスとは

メカトロニクスとは、機械工学を意味する「メカニクス」と電気電子工学を意味する「エレクトロニクス」を融合させた言葉で、機械工学、電気電子工学、情報工学が融合した専門用語です。最近では、生物の運動や構造を研究するバイオメカニクスや、超小型の機械を作り出すマイクロナノメカニクスなどにも、その言葉の適用範囲...

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インダクションモーターとは

インダクションモーターは、交流電源を使って電磁誘導の力で回転するモーターの一種です。このため、「ACモーター」や「誘導モーター」とも呼ばれます。一般的に価格が安く、構造が単純でメンテナンスが容易なため、工業界で広く使われています。下の写真はインダクションモーターを分解した図です。インダクションモータ...

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バフ研磨とは

バフ研磨は金属の表面を仕上げるために行う研磨方法の一種です。「バフ」とは金属表面を研磨する際に使う道具の名称です。研磨方法は、麻、綿やフェルトで作られた円盤状の「バフ」に研磨剤を塗布し、これを高速回転させながら素材表面に押し当てることで研磨します。バフの素材や研磨剤の種類を変えることで、研磨の度合い...

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打ち抜き加工とは

打ち抜き加工とは、せん断加工の一種であり、素材から丸や角形状などの部品を抜き取る加工です。パンチやダイと呼ばれる上下一対の金型を利用し、所望の形状を打ち抜きます。打ち抜き加工を料理で例えるなら、クッキーを作るときにハート形や星形の型を使って、クッキーの生地を好きな形に成型するのと似ています。打ち抜き...

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ISO規格とは

ISO規格のISOは日本では、「アイエスオー」や「イソ」と呼ばれていますが、正しくは「アイソ」です。正式名称は「国際標準化機構 International Organization for Standardization」です。電気以外のあらゆる産業分野(鉱業、農業、医薬品など)に関する国際規格を制...

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ANSI規格とは

ANSI規格の「ANSI」は「アンシー」や「アンシ」と呼びます。ANSIとは、アメリカ合衆国における工業規格の標準化を行う機関の一つである米国規格協会(American National Standards Institute)の略称です。日本の「日本工業標準調査会(JISC)」に似た組織で、ANS...

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隅肉溶接とは

隅肉溶接(すみにくようせつ)は、JIS-Z-3001-1(2018)で示されている溶接の種類の1つで、「重ね継手」、「T継手」、「角継手」などの2つの面を溶接する場合において、開先(かいさき)を設けずに3角形状の断面を持つ溶接をいいます。具体的な形状は、以下の3種類の継手が隅肉溶接に該当します。1....

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DIN規格とは

DIN規格のDINは「ディン」や「ダイン」などと呼ばれています。「DIN規格」というのは、ドイツ国家の基準となる規格であり、ドイツ規格協会(Deutsches Institut fur Normung)が作りました。この規格はドイツだけでなく、世界でも使われている基準です。本文の言語は原則としてドイ...

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バーリング加工とは

バーリング加工とは、薄い板材に穴をあけるとき、穴の周囲に壁を立ち上げる加工のことです。出典元:株式会社佐藤精機バーリング加工を施す主な目的は、下穴にねじを加工するとき、ねじ山を増やしてボルトのかみ合い長さを長くすることです。ねじ穴を製作する場合、力が加わらないような場所でも、かみ合い長さを最低3山以...

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レーザー加工とは

レーザー加工とは、高エネルギー密度のレーザー光線を加工対象物に照射して、レーザー光線の温度で加工物を融解、蒸発させることで部品を成型する加工法です。レーザー加工装置の仕組みは、レーザー発振器でレーザー光を発生させ、反射ミラーなどで伝送を繰り返し、集光レンズによりレーザー光を集中させて加工対象物へ照射...

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残留応力とは

残留応力とは、外力を除荷しても部材内部に生じている応力のことです。通常、応力が生じるのは、何らかの外部荷重が部材にかかっている場合なので、外力と応力は対として考えられます。しかし残留応力は、この対となる外力を除荷しても存在し続ける応力なので、特殊な応力といえるでしょう。残留応力は、上図のような曲げ加...

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慣性モーメントとは

慣性モーメントとは、平たく言えば、「物体の回転のしにくさ」のことです。これだけでは分かりにくいかと思いますので、用語を分解して説明していきます。まず、慣性モーメントの「慣性」からです。物体には慣性という法則に従った運動を起こす性質があります。慣性とは、外部から力が加わらない限り、静止している物体は静...

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旋盤とは

旋盤とは、加工対象物をチャックと呼ばれる土台に固定して回転させ、バイトと呼ばれる工具により切削加工する工作機を意味します。主に円筒部品を切削加工する時に利用され、円筒部品の溝加工や外径加工、内径加工、ねじ加工、面取り加工などを行うことができる加工機です。旋盤の切削加工の進め方はりんごの皮むきをイメー...

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ポアソン比とは

ポアソン比とは、物体に荷重を加えたときに荷重方向に発生するひずみと、荷重と直角方向に発生するひずみの比のことを指します。物体を引っ張ると、引っ張った方向は伸びますが、それと直角な方向には縮む作用が働きます。なぜ引っ張っているのに縮むの?と、理解し難いかもしれません。そんなときはハンカチの端を両手で持...

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定格トルクとは

定格トルクとは、モーターやエンジンなどの回転する機械が定格出力を出すときのトルクのことです。単位は「N・m」です。ここで「定格」とは、ある温度上昇の範囲内で保証される「使用限界」のことです。定格を超えた条件で使用し続けると、温度が上昇しすぎて故障の原因になるので、注意する必要があります。例えば、定格...

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動圧とは

動圧とは、流体が持つ運動エネルギーを圧力に変換した値のことをいいます。普段、私たちが風を正面に受けた時に感じる力も動圧です。その動圧は以下の式で求めることができます。動圧の値は、流速vの2乗に比例し、流体の密度ρに比例します。さらに流体の摩擦損失がないものとすると、静圧と動圧の和は一定となり、静圧が...

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静圧とは

静圧(static pressure)とは流体が静止した状態の圧力をいいます。静止した状態の流体の圧力とは、例えば風船の中にある空気や水を張った水槽の中などの流れのない状態で、流体が周囲を押している力をイメージすると良いです。また、速度が停止した点のことをよどみ点(stagnation point)...

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マシニングセンタとは

マシニングセンタ(machining center)とは、さまざまな加工に対応できるように、自動で切削ツールを交換できる機能が備え付けられたNC工作機械です。例えば、フライス加工や穴あけ加工、ねじ加工やリーマ加工などを連続して行うことができます。NCフライス盤との大きな違いは「ATC」が搭載されてい...

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エンドミルとは

エンドミルとは、フライス盤などに取り付けて、平面や側面など、三次元的に面を切削できる棒形状の切削工具のことです。エンドミルはドリルと似た形状をしていますが、ドリルは、加工対象物に穴をあけるためのツールなので、先端部のみが切れ刃になっています。それに対して、エンドミルは平面や側面などを切削する工具なの...

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ボール盤とは

ボール盤とは、加工対象物に対して、主に穴あけ加工を行うときに使用する工作機械です。旋盤やフライス盤でも穴あけ加工は可能ですが、ボール盤は、より穴あけに特化した機械。になります。ボール盤を利用するメリットは、あまり精度を必要としない穴あけを行う場合に、手軽にできることです。ボール盤にはいくつかの種類が...

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研削盤とは

研削盤とは、高速で回転させた砥石を、加工対象部に少しずつ接触させながら表面を削り、表面を仕上げるための工作機械です。「グラインダー」と呼ばれることもあります。研削盤と一口に言っても、大きく分けて2種類あります。それは、加工対象物を固定して設置式の機械加工を実施できる大型の「機械研削盤」と、比較的小型...

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せん断加工

せん断加工とは、上下一対の金型を利用して、素材に力をかけて切断する加工方法です。素材に破壊限界以上のせん断力をかけることで、素材から部品を抜くことができるせん断加工には、いくつかの種類があります。それは、打ち抜き加工、穴抜き加工、トリミング加工などです。打ち抜き加工は、素材から丸や角形状などの部品を...

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ターニングセンタとは

ターニングセンタとは、NC旋盤をベースに複合的な機能を備え付けた工作機械のことで、「複合ターニングセンタ」や「(旋盤型)複合加工機」とも呼ばれます。NC旋盤とターニングセンタの違いは、工具を搭載する回転パレットにドリブンツールと呼ばれるモーターで稼働するホルダが取り付けられていることです。このドリブ...

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フライス盤とは

フライス盤とは、エンドミルなどの切削工具を回転させて、加工対象物を切削する工作機械のことです。旋盤は円筒形状の部品を加工するのに対して、フライス盤は主に角形状の部品の平面や溝を加工したり、穴をあけたりする場合に利用されます。フライス盤にもいくつか種類がありますが、単にフライス盤と言う場合は汎用フライ...

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NCフライス盤とは

NCフライス盤とは、数値制御装置が組み込まれているフライス盤のことです。NCとはNumerical Control(数値制御)のことで、簡単に言ってしまえば、プログラムを利用してフライス盤の操作を行うことができるタイプのものを指します。一度NCプログラムを作成して加工の段取りも済ませてしまえば、同じ...

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ねじのピッチとは

ねじのピッチとは、ねじの山と山の距離のことです。ピッチはねじの大きさで決まっています。例えば、ねじの大きさ(呼び径)がM12の場合、ピッチは、1.75mmです。また、同じサイズのねじであっても、ピッチが異なる場合があります。一般的に広く使われているのが、並目(なみめ)ねじです。そして、並目(なみめ)...

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バックラッシとは

バックラッシとは、歯車やボールねじなどを使った機械の操作を行うときに設けられる「遊び」または「隙間」のことです。バックラッシは、バックラッシュとも呼ばれます。例えば、歯車の場合、図に示す隙間がバックラッシです。この隙間を設けることによって、歯車がスムーズに動くことができます。もし、この隙間が無かった...

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サーボモーターとは

サーボモーターとは、モータの回転運動をより正確に制御し、回転角度や回転速度をコントロールできるモーターユニットです。通常のモータは、ただぐるぐる回るだけの動きしかしませんが、サーボモーターは、高度な角速度制御や発停制御を行うことで、高い精密性のある動きを実現することができます。サーボモーターは、モー...

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ステッピングモーターとは

ステッピングモーターは、一定の角度ごとに 回転するモーターです。時計の秒針の様に動き、停止する角度と回転速度を正確に制御する ことができます。また、低回転数で高トルクを出力できる ため、FA機器の駆動用モーターとして主に活用されています。回転を制御するサーボモーターと用途が同じ様に誤解されてし...

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皿ばねとは

皿ばねとは、形状がお皿のような形をしている「ばね」のことです。力が加わると、平らになる方向に変形して、ばねとしての作用を発揮します。小さな取り付けスペースで利用できます。皿ばねの使い方は、図のように同じ向きに重ねたり、異なる向きに重ねたりして、さまざまな荷重の特性をつくることができます。また、ねじや...

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ばね座金とは

ばね座金とは、通常の座金(ワッシャ)の一部が切断され、ばねの一部のような形状をした座金です。別名、スプリングワッシャと呼ばれています。ボルトを締める際に、部材とボルトの間に入れて使います。ばね座金に力が加わると、平らになる方向に変形して、ばねとしての作用を発揮し、ゆるみ止めの効果があるとも言われてい...

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ダブルナットとは

ダブルナットとは、ゆるみ止めを目的にナットをダブル(2つ)で重ねて取り付けることです。通常、ボルトに対してナット1つを使って部材を締め付けますが、振動などが生じてナットがゆるむような環境では、何らかのゆるみ止めを行う必要があります。このようなときに、有効な手段が「ダブルナット」です。2つのナットで締...

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普通公差とは

普通公差とは、公差の記載がない寸法に対して、一定の水準の等級を取り決める為に使用する公差です。等級は、JISでは精級、中級、粗級、極粗級の4種類があり、それぞれf、m、c、vの記号で表されます。この普通公差は、長さ寸法の他に、角度寸法や面取り寸法についても それぞれ規定があります。表記方法は、表...

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管用ねじとは

管用ねじとは、バルブやパイプなどを接続するときに使うねじのことです。読み方は、「くだようねじ」と読みます。管用ねじの規格には、「管用平行ねじ」と「管用テーパーねじ」の2種類があります。管用平行ねじ管用平行ねじは、ねじ部が平行になっている「ねじ」であり、機械的な締結を目的としたねじです。管用平行おねじ...

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ブラシレスモーターとは

ブラシレスモーターとは、その名の通り、モーター内部のブラシがない直流モーターです。一般的に用いられているブラシ付きモーターは、整流子にブラシが接触することで発生する回転磁界によって、軸が旋回します。それに対して、ブラシレスモーターは、磁極センサーと呼ばれる磁気検出器により回転軸の位置を検出し、回転に...

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タッピンねじとは

タッピンねじとは、ねじが切られていない樹脂部品や薄い鋼板などに、ねじ自身のねじ山でねじを切りながらねじ込むことができる「ねじ」です。下図のように下穴を開けてタッピンねじを差し込み、ねじ込みます。相手の部品にねじを切る必要がないのでコストを下げることができます。タッピンねじには、C形、F形、R形の3種...

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止めねじとは

止めねじとは、頭のないねじで、ねじの先端を相手の部品に押し付けて固定するためのねじです。図のように、部品にあけられた「ねじ穴」に、止めねじをねじ込んでいくと、軸に止めねじが接触します。このとき、止めねじには、軸力が発生しますので、これによって部品が固定されます。ねじの頭にあたる部分には、「六角穴」の...

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ボールねじとは

ボールねじとは、ころがり軸受の原理を応用して、回転運動を直線運動に、または、直線運動を回転運動に変換する部品です。その仕組みは、ナットとねじ軸の間で多数のボールが転がることで一般の送りねじより滑らかな動作を実現しています。直線運動の位置決め精度が非常に高いといった特徴をもつことから、工作機械のテーブ...

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インローとは

インローとは、部品を組み合わせるときに、一方の部品を凹にして、もう一方の部品を凸にすることで、がっちり合わせられる構造のことです。機械は、複数の部品が組み合わさって構成されるので、インローを使って組み立てられるものが数多くあります。インローにするメリットは、組立やすい、ズレを防止できる、組み立てた部...

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圧接とは

圧接とは、溶接の一種で部品の接続する面を合わせて、圧力をかけながら加熱して部品同士をつなげる加工方法のことです。圧接には、摩擦圧接、ガス圧接、抵抗溶接、超音波圧接などの種類があります。例えば、摩擦圧接は、部品を回転させて接触させることで発生する摩擦熱を利用して、接続する面を溶かしてつなぎあわせる技術...

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開先とは

開先(かいさき)とは、溶接する前に、接続する面に入れる溝のことです。開先は、「グルーブ」ともいわれています。2つの部品を溶接する前に、溝を加工し溶接します。比較的厚みのある部品でこの方法が採用されています。上の図はV形と呼ばれる形状ですが、他にも、I形、V形、レ形、X形、U形、K形、J形、両面J形、...

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製缶とは

製缶とは、厚さ3mm以上の金属の板を切断したり、曲げたり、溶接したりして、機械装置、タンク、大型の機器のフレームなど立体的な構造を作る作業のことです。また、製缶に似た加工に板金加工がありますが、製缶が主として厚さ3mm以上の板材を使うのに対して、板金は主として3mm未満の薄板を使って加工することから...

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機構とは

機構(きこう)とは、歯車、チェーン、アクチュエータ、エンジンなどの各部品が直線運動や回転運動など、互いに関連して動作する仕組みのことです。英語に訳すると「メカニズム(mechanism)」です。機構を考えるときは、部品の形状、質量、力などを無視して、棒の組み合わせのみで動きを考えます。複雑な機械もい...

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剛性とは

剛性(ごうせい)とは、加えた力に対する、「変形のしづらさ」のことです。剛性が高いと、変形しづらく、剛性が低いと、変形やしやすくなります。剛性は、「こわさ」とも呼ばれます。剛性が低い設計では、さまざまな問題が生じます。余りにも変形しやすい形状では、使いにくかったり、機能を満たさなかったりします。設計者...

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治具とは

治具(ジグ)とは、英語の「jig」の当て字であり、「部品の加工」や「製品の組立」などの際に、工作物を固定し、作業を容易にするために用いられる道具のことです。自動車や家電製品など、同じ製品を大量につくる場合、加工や組み立てで同じ作業を繰り返すことになります。例えば、図に示す工作物に穴をあけるために、毎...

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すりわりとは

すりわりとは、スリット形の溝のことです。例えば、ねじの頭部に「マイナス」の溝がありますが、これが「すりわり」です。すりわりは、すり割り加工によって作られます。加工するときに用いる工具は「メタルソー」です。横フライス盤という工作機械に取り付けて使用するのが一般的です。

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塑性とは

塑性(そせい)とは、力を加えて変形したものが、元に戻らず変形(ひずみ)が残る性質のことです。例えば、身近で分かりやすい例で説明すると、「スプーン曲げ」があります。スプーン曲げでは、小さな角度で曲げると元の状態に戻ることができます。しかし、ある一定の角度以上に曲げてしまうと永久に変形が残ってしまいます...

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ダイスとは

ダイスとは、おねじを加工するための工具のことです。「ねじきりダイス」とも言い、ねじの無い軸(棒)に「ねじ山」を作る工具になります。雄ねじの外径と同じか、少し細い軸を準備します。ダイスを軸に挿入して、ハンドルを回します。ハンドルを回すときは、同じ方向に回し続けるのではなく、途中で逆回転させながら、ねじ...

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ブッシュとは

ブッシュとは、回転運動や往復運動するような機械の軸に嵌め込んで使う部品です。形状は円筒形状をしています。ブッシュは「ベアリング」と同じく、軸を支える、回転をスムーズにするといった役割を果たすものです。したがって、ブッシュはベアリングの一種です。またブッシュという名称は、これに限らず他でも多く使われて...

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アイドラとは

アイドラとは、チェーンやベルトを用いた機械などで使われる円筒形状の部品です。アイドラは、英語で「idler」と書き、「遊んでいるもの」(遊び車)という意味があることから直接動作の元になっている部品ではありません。名前からすると、意味の無さそうな部品ですが、実は重要な部品の1つです。アイドラは、ただ遊...

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ノックピンとは

ノックピンとは、2つの部品の位置を合わせて固定するときに使うピンのことです。ノックピンは2つの部品に空けた穴に打ち込んで使います。例えば、図のような2つの部品の回転を止める場合などで使います。部品Aと部品Bは、インロー構造になっていますが、軸を中心に、くるくると回転してしまいます。ノックピンを使うと...

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植え込みボルトとは

植え込みボルトとは、頭の無いボルトで、両方に雄ねじが切られているボルトのことです。別名スタッドボルトといいます。使い方は、ボルトの片側を部品に植え込んでのちに、もう一つの部品をナットで締め付けて固定します。取り付ける際は、植え込みボルトが位置決めになるので取り付けやすく、また、取り外す際は、ナットの...

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かしめとは

かしめとは、部品の一部を塑性変形させて2つの部品を接合する方法のことです。この行為を「かしめる」といいます。かしめは、金属を変形させて固定するため、一度取り付けると、部品の取り外しが容易ではありません。ボルトのように緩んで外れるということもなく、このような特徴を生かして、飛行機の翼の取り付けなどでよ...

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ザグリとは

ザグリとは、ボルトや座金のすわりを安定させるために穴の周辺の面を平らにした部分のことです。座金を入れるスペースが確保できない場合や、鋳物部品のように表面に小さな凹凸がある場合などで使われます。例えば、下図の部品には、座金を入れるスペースが確保できない形状であるため、20mmのざぐりを入れて、座金のス...

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センタ穴とは

センタ穴とは、素材を回転させながら加工する「旋盤加工」において、素材を支えるための穴のことです。センタ穴は素材の端面の軸中心にあけられます。特に細長い素材を加工するときに必要な穴であり、加工前にあらかじめセンタ穴をあけておくことで、素材の回転が安定し高精度な加工が可能となります。図のように加工時には...

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フックの法則とは

フックの法則とは、ばねの伸びは加えた力に比例するという法則です。例えば、1Nのおもりを吊るしたときのばねの伸びが50mmであった場合、2Nの重りを吊るすと100mm伸びます。これを式で表すと、F = kx となります。Fは 加えた力、xは ばねの伸び(変形量)、kは ばね定数です。力Fの単位:N (...

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動力とは

動力とは、1秒間あたりになされる仕事の量であり、機械等を動かすための力のことです。単位はワット[W]を使います。動力について、もう少しわかりやすく説明していきます。「なぜ単位がWになるの?」と疑問をお持ちの方も多いと思いますので、少し分解しながら説明していきます。動力を、少し身近な言葉に置き換えるな...

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真直度とは

真直度とは真直度とは、どれだけ真っ直ぐにしたいかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。真直度とは、直線形体の幾何学的に正しい直線からの狂いの大きさをいう。真直度の記号真直度の記号は、横一文字 です。真直度の図示方法下の図は、板ものの上面に真直度を指示した図面で...

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平行度とは

平行度とは平行度とは、データムに対してどのくらい平行かを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。平行度とは、データム直線またはデータム平面に対して平行な幾何学的直線または幾何学的平面からの平行であるべき直線形体または平面形体の狂いの大きさをいう。平行度の記号平行度の...

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平面度とは

平面度とは平面度とは、面をどれだけ平らにしたいかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。平面度とは、平面形体の幾何学的に正しい平面からの狂いの大きさをいう。平面度の記号平面度の記号は、 です。平面度の図示方法下図は平面度を指示した図です。このように指示された面は...

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真円度とは

真円度とは真円度とは、断面をどれだけ丸くしたいかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。真円度とは、円形形体の幾何学的に正しい円からの狂いの大きさをいう。真円度の記号真円度の記号は、 です。真円度の図示方法下図は真円度を指示した図です。このように指示された面は、...

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直角度とは

直角度とは直角度とは、データムに対してどのくらい直角かを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。直角度とは、データム直線またはデータム平面に対して直角な幾何学的直線または幾何学的平面からの直角であるべき直線形体または平面形体の狂いの大きさをいう。直角度の記号直角度の...

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位置度とは

位置度とは位置度とは、データムからの距離や角度がどれだけ狂っても良いかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。位置度とは、データムまたはほかの形体に関連して定められた理論的に正確な位置からの点、直線形体または平面形体の狂いの大きさをいう。位置度の記号位置度の記号は...

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円筒度とは

円筒度とは円筒度とは、どれだけ理想の円筒に近いかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。円筒度とは、円筒形体の幾何学的に正しい円筒からの狂いの大きさをいう。円筒度の記号円筒度の記号は、円を2本の平行線で挟んだ形 です。円筒度の図示方法下図は円筒度を指示した図です...

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同軸度とは

同軸度とは同軸度とは、データム軸直線と指示された軸がどれだけずれても良いかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。同軸度とは、データム軸直線と同一直線上にあるべき軸線のデータム軸直線からの狂いの大きさをいう。同軸度の記号同軸度の記号は、二重丸 です。同軸度の図示...

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NC旋盤とは

NC旋盤とは、汎用旋盤に数値制御装置が組み込まれている旋盤のことです。NCとはNumerical Control(数値制御)のことで、平たく言えば、プログラムを利用して旋盤の操作を行うことができるタイプのものを指します。実際には、NC装置が旋盤に付くだけでは加工することができません。プログラムを認識...

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普通幾何公差

普通幾何公差は、図面上とくに指示がない場所に、暗黙の「幾何公差」を指定することです。「暗黙の『幾何公差』を指定する」とは、図面上に幾何公差の指示がない場合でも、ある程度の許容範囲内で製品を作るために、幾何公差を適用することを指します。つまり、ある程度の公差は必要だということを、図面製作者と加工担当者...

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フランジナットとは

フランジナットとは、六角ナットの下部につば付きの座面が付いたナットのことをいいます。このつば部分が「フランジ」と呼ばれていることから、このように呼ばれています。座面が広く、六角ナットにワッシャーの機能を付加したものと考えることができるため、フランジナットが使用される主な目的は、ワッシャーを組み込む手...

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遊星歯車とは

遊星歯車は、異なる3つの役割を持つギアで構成された減速機の機構の一つです。遊星歯車の構造は、中心にある「サンギア(太陽歯車)」と呼ばれる中心軸の周りに、軸の数だけある「プラネタリーギア(遊星歯車)」と呼ばれる小さな歯車を配置することで構成されます。プラネタリーギアは、サンギアの周りを回転し、外側に配...

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はすば歯車とは

はすば歯車とは、歯筋が軸に対して斜めになっている歯車をいいます。ヘリカルギヤ(Helical Gear)とも呼ばれ、図面上では、「斜歯歯車」と記載されている場合もあります。はすば歯車の歯スジの傾きは、回転を伝える側の駆動歯車と、伝えられる側の被動歯車では逆になります。その歯スジの傾き方向は、歯スジを...

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ラックとピニオンとは

ラックとピニオン(rack and pinion)とは、内歯車(リングギヤ)を平面展開したラックと小さいピニオン(遊星歯車機構のプラネタリーギア)を組み合わせた歯車機構を指します。ラックは、同一形状の歯が等間隔で刻まれた板状の歯車であり、また無限大の半径を持つ線状の歯車とも考えることができます。この...

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ラジアルとスラストの意味とは

ラジアルとスラストは、力が働く向きを表す言葉として使用します。ラジアルとは、回転軸に対して直角方向を表します。例えば、車輪の回転軸に対して、車輪が路面に接する場合は、その接線に直角方向の力がラジアル方向の力となります。日本語では、「半径方向」と呼ぶこともあります。一方、スラストは、回転軸と同じ方向を...

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