動圧とは、流体が持つ運動エネルギーを圧力に変換した値のことをいいます。普段、私たちが風を正面に受けた時に感じる力も動圧です。
その動圧は以下の式で求めることができます。動圧の値は、流速vの2乗に比例し、流体の密度ρに比例します。
さらに流体の摩擦損失がないものとすると、静圧と動圧の和は一定となり、静圧が下がると流速は上がり、静圧が上がると流速は下がります。この関係はベルヌーイの式で表されます。
ベルヌーイの式が当てはまる身近な例としては、駅のホームで電車が通過する際に引き込まれそうになる現象や、走っている車の窓を少し開けたときに車内の気圧が下がって耳が痛くなる現象が当てはまります。流れの速度が速くなることで、その周囲の圧力が下がるために起きる現象です。
なお、ベルヌーイの式についての詳細はこちらを参照ください。
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