機構とは
機構(きこう)とは、歯車、チェーン、アクチュエータ、エンジンなどの各部品が直線運動や回転運動など、互いに関連して動作する仕組みのことです。英語に訳すると「メカニズム(mechanism)」です。
機構を考えるときは、部品の形状、質量、力などを無視して、棒の組み合わせのみで動きを考えます。
複雑な機械もいくつかの機構をうまく組み合わせることで、独自の機構をつくることができます。このように機構を考えて設計することを「機構設計」といいます。また、このような知識を学ぶ学問が「機構学」で大学の工学部(機械)で学ぶことができます。
機構の種類には、リンク機構、クランク機構、スコッチヨーク機構などの種類があります。
なお、機構設計(メカニズム)と機械設計(マシン)の違いを質問されることがありますが、機構設計は機械設計の一部に含まれます。機械設計は、機構を含む、構造、意匠(デザイン)、材料などを検討して設計することです。詳しくはこちらから → 機械設計の基礎を学ぶ