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耐力とは

材料の強度を示す値には、引張強度や降伏強度などがありますが、耐力は、そのなかでも降伏点を持たない材料で使われる強度です。

 

したがって、耐力について理解するには、降伏点について知っておかなければいけません。

 

金属に大きな力を加えて、ひずみを大きくすると、ある点からひずみと応力の関係が比例しなくなり、応力を取り除いても元に戻らず変形したままになってしまいます。この現象を「降伏」と呼びます。

 

 

そしてこれが起き始める応力を「降伏点」と呼びます。この降伏点は、材料の永久ひずみを残さずに耐えられる力を表しており、材料の強度評価ではとても重要な値の1つです。

 

SS400等の炭素鋼と呼ばれる金属は、この降伏点を持っていますが、アルミニウムや銅などは明確な降伏点がありません。このような材料で降伏点の代わりに用いるのが「耐力」です。

 

 

特に、この耐力で主に金属材料に用いられるのが、「0.2%耐力」です。

 

0.2%耐力とは、応力を取り除いたときに0.2%の永久ひずみ(変形)を残す応力のことを意味しており、降伏点を持たない金属の「降伏強度の代わり」として、強度評価では用います。

 

降伏点を持つ材料ではそこまでは弾性範囲となりますが、耐力においては厳密には0.2%の永久ひずみが生じていますが、弾性域と同等とみなして計算を行うことになっています。

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