動力とは
動力とは、1秒間あたりになされる仕事の量であり、機械等を動かすための力のことです。単位はワット[W]を使います。
動力について、もう少しわかりやすく説明していきます。
「なぜ単位がWになるの?」と疑問をお持ちの方も多いと思いますので、少し分解しながら説明していきます。動力を、少し身近な言葉に置き換えるならば、動力は「パワー」と言えます。
機械は人間と同じように大きなパワーの出せるものもあれば、小さなパワーしか出せないものもあります。機械のパワーの大きさを比較するとき、1秒間あたりにする仕事の割合で比較します。
仕事とは、例えば、力F(N)を加えてS(m)移動させたときの仕事は、力×移動距離で計算されるのでF×Sが仕事になります。
そして、その仕事をするのに要した時間がt(秒)であった場合、その機械が出せるパワーは、F×S÷tで求めることができます。
ここで力の単位は、学生時に学びますがニュートンです。単位記号は、[N]、移動距離を表す単位記号は[m]、時間を表す単位記号は[s]です。
したがってパワーの単位は、F×S÷t より、[N]×[m]÷[s]=[N・m/s]となります。
最初にかみ砕いたパワーという言葉を、動力に戻して改めて動力を説明します。
動力とは、単位時間(1秒間)にする仕事[N・m]のことです。単位は、[N・m/s]です。また、[N・m/s]=[W]という単位に置き換えることができますので、動力の単位はWになるのです。
こちらの説明で理解できましたでしょうか?
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