直角度とは
直角度とは、データムに対してどのくらい直角かを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。
直角度とは、データム直線またはデータム平面に対して直角な幾何学的直線または幾何学的平面からの直角であるべき直線形体または平面形体の狂いの大きさをいう。
直角度の記号
直角度の記号は、横線と横線の中心から上に直角な線 を描いた形です。
直角度の図示方法
下図は、データム平面Aに対して、直角な面に直角度を指示した図面です。このように描くと、データム平面Aに対して直角で、0.05 mm離れた2つの平面の中に、指示された平面がなければなりません。
直角度の測定方法
直角度を簡易的に測定する方法として、定盤と直角定規を使う方法があります。定盤の上にワークのデータム面と直角定規を載せ、直角度を測定したい面に直角定規を軽く突き当てます。この時、ワークと直角定規に隙間があれば、その隙間が直角度です。隙間は、すきまゲージやピンゲージなどを使って測定します。
また、直角度は三次元測定機や真円度測定機でも測定が可能です。
もっと詳しく幾何公差の使い方や測定方法について学びたいという方は、下記の講座をご検討ください。
【動画教材】
▼ 設計者・加工者・測定者向け 【eラーニング】
「若手技術者でも実践的な幾何公差の"使い方・考え方"が身につく!」
「"設計意図"からどの幾何公差を入れると良いのかわかるようになる!」
「独学で挫折される方の多い"最大実体公差方式"も理解し使いこなせる」
→ 幾何公差入門講座(全10章)
直角度とは 関連ページ
- 呼び径とは
- 打ち抜き加工とは
- バフ研磨とは
- ISO規格とは
- ANSI規格とは
- 隅肉溶接とは
- DIN規格とは
- バーリング加工とは
- レーザー加工とは
- 残留応力とは
- 慣性モーメントとは
- 旋盤とは
- ポアソン比とは
- 定格トルクとは
- 動圧とは
- 静圧とは
- マシニングセンタとは
- エンドミルとは
- ボール盤とは
- 研削盤とは
- せん断加工
- ターニングセンタとは
- フライス盤とは
- NCフライス盤とは
- ねじのピッチとは
- バックラッシとは
- サーボモーターとは
- ステッピングモーターとは
- 皿ばねとは
- ばね座金とは
- ダブルナットとは
- 普通公差とは
- 管用ねじとは
- ブラシレスモーターとは
- タッピンねじとは
- 止めねじとは
- ボールねじとは
- インローとは
- 圧接とは
- 開先とは
- 製缶とは
- 機構とは
- 剛性とは
- 治具とは
- すりわりとは
- 塑性とは
- ダイスとは
- ブッシュとは
- アイドラとは
- ノックピンとは
- 植え込みボルトとは
- かしめとは
- ザグリとは
- センタ穴とは
- フックの法則とは
- 動力とは
- 真直度とは
- 平行度とは
- 平面度とは
- 真円度とは
- 位置度とは
- 円筒度とは
- 同軸度とは
- NC旋盤とは