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普通幾何公差

普通幾何公差は、図面上とくに指示がない場所に、暗黙の「幾何公差」を指定することです。

 

「暗黙の『幾何公差』を指定する」とは、図面上に幾何公差の指示がない場合でも、ある程度の許容範囲内で製品を作るために、幾何公差を適用することを指します。

 

 

つまり、ある程度の公差は必要だということを、図面製作者と加工担当者が「この範囲で作ろうね!」と合意しているということです。

 

図面作成者にとっては、いちいち幾何公差を指定する必要がないので、図面作成上の手間を大幅に省くことができます。

 

ただし、これは必ず図面内に指示をする必要があります。例えば、下図のように、図枠内に記載したりします。普通幾何公差には、H, K, L の3 種類の公差等級が存在するため、加工者とは、どの等級で加工するかをあらかじめ決めておく必要があります。

 

 

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