普通幾何公差
普通幾何公差は、図面上とくに指示がない場所に、暗黙の「幾何公差」を指定することです。
「暗黙の『幾何公差』を指定する」とは、図面上に幾何公差の指示がない場合でも、ある程度の許容範囲内で製品を作るために、幾何公差を適用することを指します。
つまり、ある程度の公差は必要だということを、図面製作者と加工担当者が「この範囲で作ろうね!」と合意しているということです。
図面作成者にとっては、いちいち幾何公差を指定する必要がないので、図面作成上の手間を大幅に省くことができます。
ただし、これは必ず図面内に指示をする必要があります。例えば、下図のように、図枠内に記載したりします。普通幾何公差には、H, K, L の3 種類の公差等級が存在するため、加工者とは、どの等級で加工するかをあらかじめ決めておく必要があります。
【関連教材】
幾何公差の特徴・指示方法・測定方法を理解し、設計意図を読み取れるようになる!
〜幾何公差入門講座はこちら
\ 機械設計者向け「eラーニング」でスキルアップ! /
独自開発されたMONO塾の「ステップ式学習プログラム」<法人採用実績:600社以上>
当サイトの記事は、無料会員登録をすることでPDFファイルで読むことができます。また、印刷することも可能です。設計者に必要となる製図、材料力学、機械要素など全部で18種類のテキストを無料でダウンロードしていただけます。
ダウンロードの詳細はこちらからご確認ください。
カテゴリーメニュー
スポンサード リンク
普通幾何公差 関連ページ
- 呼び径とは
- ポンチ絵とは
- オイルシールとは
- メカニカルシールとは
- 基準面とは
- 現合とは
- 高周波焼入れとは
- フェールセーフ設計とは
- CAMとは
- 質点とは
- 剛体とは
- ばね座金とは
- 焼なましとは
- 焼ならしとは
- 浸炭焼入れとは
- みがき材とは
- きり穴とは
- リーマとは
- アイボルトとは
- 耐力とは
- 焼入れとは
- 焼戻しとは
- キー溝とは
- 偶力とは
- 製作図とは
- 黒皮とは
- 曲げモーメントとは
- JIS規格とは
- メカトロニクスとは
- インダクションモーターとは
- バフ研磨とは
- 打ち抜き加工とは
- ISO規格とは
- ANSI規格とは
- 隅肉溶接とは
- DIN規格とは
- バーリング加工とは
- レーザー加工とは
- 残留応力とは
- 慣性モーメントとは
- 旋盤とは
- ポアソン比とは
- 定格トルクとは
- 動圧とは
- 静圧とは
- マシニングセンタとは
- エンドミルとは
- ボール盤とは
- 研削盤とは
- せん断加工
- ターニングセンタとは
- フライス盤とは
- NCフライス盤とは
- ねじのピッチとは
- バックラッシとは
- サーボモーターとは
- ステッピングモーターとは
- 皿ばねとは
- ばね座金とは
- ダブルナットとは
- 普通公差とは
- 管用ねじとは
- ブラシレスモーターとは
- タッピンねじとは
- 止めねじとは
- ボールねじとは
- インローとは
- 圧接とは
- 開先とは
- 製缶とは
- 機構とは
- 剛性とは
- 治具とは
- すりわりとは
- 塑性とは
- ダイスとは
- ブッシュとは
- アイドラとは
- ノックピンとは
- 植え込みボルトとは
- かしめとは
- ザグリとは
- センタ穴とは
- フックの法則とは
- 動力とは
- 真直度とは
- 平行度とは
- 平面度とは
- 真円度とは
- 直角度とは
- 位置度とは
- 円筒度とは
- 同軸度とは
- NC旋盤とは
- フランジナットとは
- 遊星歯車とは
- はすば歯車とは
- ラックとピニオンとは
- ラジアルとスラストの意味とは