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フランジナットとは

フランジナットとは、六角ナットの下部につば付きの座面が付いたナットのことをいいます。このつば部分が「フランジ」と呼ばれていることから、このように呼ばれています。

 

 

座面が広く、六角ナットにワッシャーの機能を付加したものと考えることができるため、フランジナットが使用される主な目的は、ワッシャーを組み込む手間をなくし、工数削減や作業効率の向上ができることであると言えます。

 

そのほか、座面が大きい分締付け強度が増すため、陥没によるゆるみを防ぐ効果もあります。家具や設備で用いる場合は、フランジナットを取り付けた方が、美観がよいとされる場合もあります。

 

フランジナットのフランジ裏面(締め付ける部材と接する面)には、平らになっている「セレート無し」フランジナットと、うろこ状のぎざぎざがついている「セレート付き」フランジナットがあります。

 

 

セレート付きフランジナットは、セレート無しのフランジナットに比べ、座面(接地面)のスパイク効果で、ゆるみ止め効果が強くなりますが、母材を傷つけてしまう為、条件によってどちらを選択すべきかを決めておく必要があります。

 

フランジナットの規格は、JIS B 1190に規定されており、そのサイズはM5〜M20となっています。

 

 

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