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質点とは

質点とは、質量は持つが大きさを持たない点のことを指します。質点自体は実在しないので、あくまで力学的な計算において利用する概念です

 

例えば、おもりをバネで吊るしてバネの伸びを計算するとき、実際のおもりの大きさや形を無視して、下図のように「点」として考えます。

 

 

物体はどんなに小さくても、その大きさは存在しますが、回転力が存在しない場合は、その物体を「質点」として考えることができます。

 

多くの場合、物体の重心を質点として扱います。

 

 

物体の大きさを考慮すると、回転力やその他の計算項目が必要になり、物理的な計算が複雑になります。

 

そのため、物体の大きさを無視した「質点」という概念が使用されます。これにより、回転力やその他の計算項目を無視することができ、物理的な計算をシンプルにすることができます。

 

またこの質点という考え方は、りんごや鉄球など手のひらサイズの物体だけでなく、惑星サイズの大きな物体などにも適用することができるので、かなり万能な概念であると言えます。

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