キー溝とは
キー溝とは、軸とスプロケットなどの穴があいた部品の両方に溝を掘り、そこにキーという棒状の部品を差し込むことによって軸とスプロケットが滑らずに一緒に回るようにする部品です。このキーと呼ばれる部品は、軸の回転をスプロケットに伝えるために重要な役割を担っています。
キー溝は、その名前の通り、軸側とスプロケット側にそれぞれにキーをはめ込む溝を付けておき、その溝にキーを取り付けて使用します。キー溝の形状は、JIS規格では平行キーの他にこう配キーや半月キーの3種類があります。
さらに、JIS規格ではそのキーとキー溝には、それぞれ軸径(穴径)と求められる強度による寸法が決められています。(すべてJIS B 1301に規定されている)
キーを介して回転を伝達する部品には、スプロケット以外に軸継手(カップリング)やプーリーなどがあります。
軸継手(カップリング)・・・フランジ型たわみ軸継手(JIS B 1452)や歯車型軸継手(JIS B 1453)等の軸と軸をつなぐ為の部品
プーリー・・・軸の回転をベルトに伝えるための部品
その他、回転機の羽根ボス部等にも羽根が滑らない様にする為にキー(キー溝)がついています。
【関連教材】
よく使う機械要素を中心に「全32種類」をスッキリ理解できる!
〜機械要素入門講座はこちら
当サイトの記事は、無料会員登録をすることでPDFファイルで読むことができます。また、印刷することも可能です。設計者に必要となる製図、材料力学、機械要素など全部で18種類のテキストを無料でダウンロードしていただけます。
ダウンロードの詳細はこちらからご確認ください。
機械設計者向け「Eラーニング」好評発売中!
細分化されたMONO塾オリジナルの「ステップ式学習プログラム」<法人採用実績:600社以上>
カテゴリーメニュー
スポンサード リンク
キー溝とは 関連ページ
- 呼び径とは
- 偶力とは
- 製作図とは
- 黒皮とは
- 曲げモーメントとは
- JIS規格とは
- メカトロニクスとは
- インダクションモーターとは
- 打ち抜き加工とは
- バフ研磨とは
- ISO規格とは
- ANSI規格とは
- 隅肉溶接とは
- DIN規格とは
- バーリング加工とは
- レーザー加工とは
- 残留応力とは
- 慣性モーメントとは
- 旋盤とは
- ポアソン比とは
- 定格トルクとは
- 動圧とは
- 静圧とは
- マシニングセンタとは
- エンドミルとは
- ボール盤とは
- 研削盤とは
- せん断加工
- ターニングセンタとは
- フライス盤とは
- NCフライス盤とは
- ねじのピッチとは
- バックラッシとは
- サーボモーターとは
- ステッピングモーターとは
- 皿ばねとは
- ばね座金とは
- ダブルナットとは
- 普通公差とは
- 管用ねじとは
- ブラシレスモーターとは
- タッピンねじとは
- 止めねじとは
- ボールねじとは
- インローとは
- 圧接とは
- 開先とは
- 製缶とは
- 機構とは
- 剛性とは
- 治具とは
- すりわりとは
- 塑性とは
- ダイスとは
- ブッシュとは
- アイドラとは
- ノックピンとは
- 植え込みボルトとは
- かしめとは
- ザグリとは
- センタ穴とは
- フックの法則とは
- 動力とは
- 真直度とは
- 平行度とは
- 平面度とは
- 真円度とは
- 直角度とは
- 位置度とは
- 円筒度とは
- 同軸度とは
- NC旋盤とは
- 普通幾何公差