マシニングセンタとは
マシニングセンタ(machining center)とは、さまざまな加工に対応できるように、自動で切削ツールを交換できる機能が備え付けられたNC工作機械です。例えば、フライス加工や穴あけ加工、ねじ加工やリーマ加工などを連続して行うことができます。
NCフライス盤との大きな違いは「ATC」が搭載されていることです。ATCとは「Automatic Tool Changer」の略で、日本語では「自動工具交換装置」と訳します。
さまざまな種類の工具を内蔵しており、工程順に工具が自動で取り換えられるようにプログラミングできます。高精度で多種多様な加工が一台で可能になるため、多品種少量生産に適しています。
マシニングセンタには、上の写真のような3軸制御が一般的の立形マシニングセンタや、4軸制御が基本の横形マシニングセンタ、5軸制御マシニングセンタなどの種類があります。
他にも、立形・横形のマシニングセンタよりも大型で、フレームなどの大きな部品を加工できる門形マシニングセンタという種類もあります(下写真)。
出典元:芝浦機械株式会社
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