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ブラシレスモーターとは

ブラシレスモーターとは、その名の通り、モーター内部のブラシがない直流モーターです。

 

 

一般的に用いられているブラシ付きモーターは、整流子にブラシが接触することで発生する回転磁界によって、軸が旋回します。

 

それに対して、ブラシレスモーターは、磁極センサーと呼ばれる磁気検出器により回転軸の位置を検出し、回転に合わせて励磁(※)信号を発生させることで、回転磁界を作っています。そのため、整流子とブラシの接触がなく、接触摩耗による劣化がないモーターです。

 

 

※励磁(れいじ)とは、物質に磁性を持たせること、すなわち磁石としての性質を持たせることをいう。

 

 

ブラシレスモーターは軸の回転に合わせてコイルを励磁するため、「速度制御器」、「速度変換器」、「励磁信号発生器」、「電圧制御装置」、「出力回路」の装置と、回転子(ローター)の磁気検出器(磁極センサー) によって、回転磁界を発生し、回転数やトルクの出力コントロールを行います。

 

速度制御器は、入力信号である速度設定値と、実際の回転速度を比較し、フィードバックを行う装置です。その差を電圧として出力します。

 

速度変換器は、センサーから出力された信号を回転速度に変換し、速度制御器にフィードバック(出力)します。

 

励磁信号発生器は、出力回路に「どの回路に電流を流すか」を決める役割がある装置です。センサーからの信号をローターの磁極角度に変換し、電圧制御装置にどのスイッチ素子をON/OFFするか指示します。

 

電圧制御装置は、励磁信号発生器から受け取った信号により、出力回路にどのようなスイッチ素子を切り替えるかを指示します。又、速度制御器からの出力指令を受け取り、出力回路に指定された電圧を印加します。

 

ブラシレスモーターは、回転軸であるローターの長さが短いため、モーターがコンパクトであり、充電式電動工具やラジコン等に用いられています

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