ステッピングモーターとは
ステッピングモーターは、一定の角度ごとに 回転するモーターです。時計の秒針の様に動き、停止する角度と回転速度を正確に制御する ことができます。また、低回転数で高トルクを出力できる ため、FA機器の駆動用モーターとして主に活用されています。
回転を制御するサーボモーターと用途が同じ様に誤解されてしまいますが、ステッピングモーターが得意とする以下の3つの特徴があります。
1. 回転角度は非常に正確であり、累積誤差を生じない。
2. 回転速度を制御することが可能であり、速度誤差も少ない。
3. 停止した場所で自己保持する為、機械的なブレーキが不要である 。(通電時)
ステッピングモーターは、主に2相、3相、5相の3種類があり、1パルスで回転する角度が設定できます。1パルス当たりの角度が小さい程、精度が高い位置制御ができるようになっています。
2相の場合は、360°÷200=1.8°/パルス
3相の場合は、360°÷300=1.2°/パルス
5相の場合は、360°÷500=0.72°/パルス
ステッピングモーターには、パルス信号を受け取りモーターに電流を流すドライバがユニットに含まれています。その他に、パルス信号を発するコントローラやプログラマブルコントローラー(PLC)が必要です。
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