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真円度とは

真円度とは、断面をどれだけ丸くしたいかを表す幾何公差です。JIS B 0621では、以下のように規定されています。

真円度とは、円形形体の幾何学的に正しい円からの狂いの大きさをいう。

 

真円度の記号

真円度の記号は、 です。

 

真円度の図示方法

下図は真円度を指示した図です。このように指示された面は、0.05 mmだけ離れた同心円の間に、表面がなければなりません。

 

 

真円度の測定方法

真円度の測定には、大きく分けて、直径法と三点法と半径法の3種類があります。ここでは直径法の測定方法を紹介します。

 

直径法は、マイクロメータなどで、直径を何か所も測定する方法です。直径の最大値と最小値の差を計算し、2で割ると真円度になります。

 

真円度=(最大値−最小値)÷2

 

 

直径法は簡易的な検査には使えますが、定幅図形(どの方向から測っても直径が一定である図形)には対応できないという問題があります。定幅図形にならないとわかっている加工法でのみ使える方法です。

 

 

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